単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

鳴子温泉 早稲田桟敷湯

2015-12-11 | 盛岡・岩手・ラグビー仲間

 

JR余目駅で羽越本線から陸羽西線へ乗り継ぐ。

大学時代のラグビー部の先輩が住む一関まで、久しぶりの「青春18きっぷ」旅です。

 


 

国道47号東雲橋。立谷沢川が最上川に合流する。

本日、東北全域が曇天雨模様。天気は期待できません。

 


 

新庄駅には、奥羽本線と東西の陸羽線が乗り入れる。

在来線の鈍行と並んで発車を待つのは、山形新幹線「つばさ」。

コン先輩んちで、この写真を見せたら、結構、ウケた。「これが、何で新幹線よ?!」

 


 

陸羽東・西線沿線には「奥の細道」所縁の旧跡が多く、それを冠する愛称がある。

最上川沿いを往く陸羽西線には、「奥の細道最上川ライン」。

瀬見、赤倉、鳴子など、名湯が続く東線は「奥の細道湯けむりライン」。

 


 

県境付近の雪に、ちょっと驚いたけど、12月も半ば。そりゃあ、降ります。

 


 

出発前からの予定通り、鳴子温泉で途中下車。

「ひとっ風呂」浴びていこうと思います。

 


 

鳴子は、二年ほど前、コン先輩からの帰りに ヤスと一緒に訪れて以来。

その時は滝の湯でしたが、今日は、駅から近い「早稲田桟敷湯」。

 


 

鳴子の情緒とはかけ離れたような、ちょっと、斬新な外観。

ボクが初めて体験した鳴子の湯。今回は二度目の訪問です。

 


 

 

道路から入口までのアプローチ。

見上げた「空」の切り取り感。斬新ですねえ。 

 


 

先客が4人。無言のまま、湯に浸かっていましたが、間もなくしてボク一人。

ゆっくりしていこうと思いましたが、余りに物足りない湯の感触。

 


 

「温度調整のため加水」と、あります。「滝の湯」にしておけばよかった。

早稲田の刻印にこだわりを感じます。そこじゃないでしょう。入浴料も高いし。 

 


 

湯に向かう道すがらでも、心奪われていた看板。何がDXなのか気になる。

温泉町に、このノスタルジーは貴重です。鳴子温泉建物遺産に決定。

 


 

車中には、リュック姿の、首から一眼レフをぶら下げた初老の男が、うようよ。

時間はあるが、金はない。結構、付き合いにくい人間が、「18きっぷ」でフラフラ。

あっ! ボクもそうだ。あんな風に見られてるんだろうか・・・。  

 


 

7:40鶴岡駅を出発。4路線5列車を乗り継ぎ、14:32定刻通り、一ノ関駅に到着。

鳴子温泉での滞在時間が予定より短かったので、ひと電車早い到着となりました。

 


 

小雨ですが、少し風がある。コン先輩宅までの小一時間、歩くことにした。

これが、思いがけない、「じぇ、じぇ、じぇ~!!」につながろうとは。

旧国道4号沿いを南に歩く。大きな寺院が何軒も連なる。そして、大慈山祥雲寺。

 


 

一関藩主田村家の菩提寺。時間があれば、ちょっと寄ってみたい雰囲気。

山門前の案内図・・、「えぇ! ホントかよ!!」

 


 

マスコミによく登場する政治学者の話を聴いて、読み返そうと思った漱石の「三部作」。

そのとっかかりの「三四郎」をこの旅に携帯して、読み始めたばかり。

上京する「三四郎」が、汽車の中の乗客を観察する場面から始まる。これも偶然の面白さ。

コン先輩んちでの「宴」がお開きになった頃、酔っ払いオサムからの電話。

「なんで、Okaさんが、そこに居るんですかあ?!!」 これも偶然、たまたまだよ。