単気筒ライダー(だった男)のひとりごと

愛犬チビ と CB400SSライダーだった前期高齢者の日々

Summertime

2015-08-08 | 趣味的音楽

 

猛暑の峠は越えたらしいけど、真夏日は、まだ、続きそう。

無神経に照りつける、強烈な陽射しの下で、♪♪ Summertime and the living is easy ~ ♪♪

 


 

ザ・ウォーカー・ブラザーズ(The Walker Brothers)は、洋楽人生で一番ハマったグループ。

この二枚組のアルバムは、高校の合格祝いに、親父から代金せしめて、購入したもの。

69年3月のことですが、この時、すでにグループは解散、それぞれ新たな道を歩んでいた。

 


 

詩的な雰囲気を醸し出す美声のスコット、ハスキーな歌声が渋い、大人の雰囲気を持つジョン。

個性的な二人のボーカリストによる彼らの音楽は、ボーカル・グループの王道を行く正統派。 

このLPで、初めて、「サマータイム(Summertime)」という楽曲を知りました。

言わずと知れた、ジョージ・ガーシュウィンのオペラ「ボギーとべス」の中の一曲。

スタンダード・ナンバーも数多くレパートリーとする 彼らでも、この曲は、異色だと思う。

 


 

元々は、彼らのセカンド・アルバム「ポートレート(Portrait)」に収められていたもの。

スコットとジョンが交互にソロを取り、二人の個性が存分に活きて、なお、抜群のハーモニー。

言葉では伝わらない。聴いてください。⇒ Summertime by The Walker Brothers 

 


 

「サマータイム(Summertime)」をウォーカーズで知ったというのは、ボクぐらいなもん。

バンド全盛のあの頃、この曲は、もう、ジャニスでしょう、ジャニス・ジョプリン。

 


 

女性ボーカリストとして、ジェファーソン・エアプレーンのグレース・スリックと人気を二分。

絞り出すような激しい彼女の声・魂は、そん所そこらの「衝撃的」とは、訳が違う。

ビリー・ホリデーに強く影響受けたという生きざまも、また、波乱万丈。

 


 

ビッグ・ブラザーとホールディングカンパニーとの共演のアルバム。

ソウルフルな感情が、シンプルに、ストレートに響く。⇒ Summertime by Janis 

 


 

最後は、ジャズ界の大御所、帝王「マイルス・デイヴィス 」。

ミュートを使った演奏は、驚くほど、淡々と、抑揚を押さえ、無情に・・・、もう、終わった。

 


 

ジャズというと、一家言を持つ評論家ばかりで、ボクなんかは、滅多な事が言えません。

雰囲気だけで聴き流すボクが言うのもなんですが、クールなんじゃないですか、彼って。

Summertime by Miles Davis

 


 

リビングから洩れてくる「マイルス」をじーっと聴いている、チビ。

少しは、クール になったかい?