盛岡へは、今回、JRを利用することにしました。
といっても、JRは秋田まで。そこからは先は、ヤスの車に乗っけてもらいます。
上り線の電車は、上越新幹線につなぐ 新潟行き特急「いなほ」。
羽越本線は、新津~秋田なんですが、ボク等には、新潟~秋田として定着している。
鼠ヶ関発・酒田行きの鈍行がきました。酒田で、秋田行きの鈍行に乗り換えます。
四人掛けのボックスシート、ゆっくり足が伸ばせます。(車内が、ボク一人なんで。)
文庫本は、一人旅の必須アイテム。時刻表とウィスキーの小瓶は、今回なしです。
酒田までの27キロ6つの駅は、陸羽西線への乗り継ぎ駅余目以外は、無人駅。
砂越駅のホームには、今回、初めて気づいた、ブロンズ像が建っていた。
いわれは分かりません。地元のことって、案外、知らないもの。
秋田との県境近くには、「男鹿」ならぬ、「女鹿」駅があります。
鳥海山が迫る小さな漁村。「なまはげ」に似た「あまはげ」の風習があります。
奥の細道で芭蕉が訪れた最北の地「象潟」の、今の情景。
鳥海山の大噴火は、象潟の風景を一変した。
由利本荘市の郊外。雪原があまりにきれいだったので、シャッターを切った。
大きな建物は「由利組合総合病院」。画面上、いいランドマークになりました。
鶴岡駅を発って約二時間半、9時42分の定刻どおり、秋田駅に着いた。
初めはガラガラだった車内も、県境越えてからは、秋田市に向かう行楽客で満席。
ちょっと気取ったお上りさんを乗せた「特急」と違い、普段着の「鈍行」。
地元感があふれ、車内の人間ウォッチングも、「鈍行の旅」ならではの楽しみ。
「鈍行」と「車の助手席」による盛岡への旅は、とっても楽しかった。
ひとり旅の気分も味わえたし、ヤスとの弥次喜多道中も、愉快だった。
これに味を占め、次は、大館を経由して鹿角・八幡平方面から盛岡へ入りましょう。
ネェ、ヤス・・ 様。