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CVO (チーフバリューオフィサー)の役割 「経営総務」の在り方を想う!

2019-06-20 08:30:35 | コラム

株式会社組織の「機関設計」と「経営体制」をつくる場合、一般的には「経営企画部門」が代表取締役と取締役会の意向や方針を受けて「企画立案」します。

「機関設計」上の会社法云々の話はさておき、「経営体制」ついて私の思うところを綴ってみました。

組織は「経営側」と「従業員側」で成り立っています。経営の執行については「最高責任者CEO 」が(通常代表取締役社長(会長)が担います)価値創造活動として「事業」の責任者となります。

CEO の権限は大きい反面、責任の重みと孤独感は、その立場を経験した本人しか分からないものです。
私も、かつて小規模組織の「社長CEO」を務め、結果、経営責任を負う経験をしてみると、その重みは半端無いものでした。

大企業のCEOの多くは、組織の中で「優秀さ」と「人望」、そして「運」を味方に出世競争に勝ち残られたトップエリートであり、尊敬に値する方々です。

そうした方々でも「偉く」なり経営側に身を置かれるようになると、「現場の息づかい」や「社員の心の体温」、そして、様々な「想いの渦」の状況が見えにくくなってくるものです。

CEOは、事業の状況や、人事、財務、リスク管理、コンプライアンス..etc は担当役員から適時報告を受けて把握されている事になっています。

でも、価値創造の源である「人=社員等従業員」の事は「人事」というカテゴリーの範囲で、「統制」を目的とした情報や、コンプライアンス視点からの「複利厚生」の考慮が主体となり、「人」の「幸福」などは経営の範疇外!と考えているCEOも少なからずいる組織社会。

「全ては結果だ!」「数字至上経営」を標榜し、多くの企業戦士の努力してきた結果、今の日本があります。
反面、人間や社会の「心の歪み」が露呈し始め「働き方改革」なるスローガンを唱えられている社会となりました、

時代は「金銭資本主義」社会から、人を資本と考える「人本資本主義」社会に変わりつつあります。

働く人々の「想い」を汲みながら、社員の「幸福」をも経営指針の軸とする組織が登場し始めています。
大企業は、歴史を経て確固たる文化や風土が確立されており、いきなり「幸福経営」への舵取りは簡単ではありませんが、CEOはその「兆し」を仕掛けてゆく意識も大切だと思ぃす。

誰が仕掛けてゆくのか!

私が考える「CVO チーフバリューオフィサー」の職務は、価値創造の主体である「人」の価値を最大化してゆく「場」つくりオフィサーです。

CVOとは「経営総務」とも言えます。
今こそ、「現場の体温」を知り、ウェル・ビーング バランスに配慮した「場」つくりができる 総務プロが「経営」に必要とされている時代!と思う朝です。

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