「チームビルド」や「サブリミナルコミュニケーション」の「場」、そして、進化系DAO(Trusted DAOと私が考えているDAO)を作ってゆくのに大切なもの!
それは、チームやソサエティメンバー間での『相互理解』を醸成し『信頼関係』を築いてゆくことです。
さて、そもそもの話ですが、組織勤めをしている社員同士は、元々「友人」や、同族企業でない限り「親戚縁者」ではありません。(大手でも同族会社の場合はこの限りではありませんが...)
同期生といえども、偶々の機会で、同じ人間集団で一緒に集った者同士の関係です。
そして、ピラミッド型ヒエラルキー社会で支えられてきた日本の組織では、更なるバイアス(新人は半人前、石の上にも3年、10年たって一人前的な感覚や上司、先輩は偉い人との意識)がかかりますので、社員間で「相互理解」を深める事は、遠慮や躊躇、そして「忖度」もあり簡単ではありません。
更に、雇用ステータスにより「正社員」「契約社員」「臨時社員」「派遣社員」「業務委託社員」といった『働き方格差意識』も加わって、社員の「相互理解」のハードルは高くなります。
「社員」(ここでは全ての従業員とします)は、入社するまでに育った環境や、修学してきた環境も異なり、人生観や価値観、そして興味の対象や嗜好性も様々です。
「社員」はそれぞれの個性があり、好きなものや美的感覚、共感軸も多様です。
ある意味、一人ひとりの「個性の集合体」であるダイバーシティ集団が組織社会といえます。
こうした人間集団に於いて、合目的的に仕事を協働してゆくために「お互いを知り合う」相互理解は、とても重要なプロセスですが、思いの通りには上手くできるものではありません。
「相互理解」を深めてゆくには、「共通の価値」を見つけ、お互いに「共感を醸成」させながら、それぞれの人間性や思考性、仕事観や人生観を知り合うプロセスを経て、人としての「信頼」を築いて初めて「相互理解」のレベル1段階に到達します。
その後も、上位レベルの域までは長い道のりとなりますが、不断の努力を経て、徐々に真なる「信頼関係」が築けるようになります。
相互認識を高めてゆくのに必要な「信頼関係」を築くには、組織内で待っていては進捗しません。働きかけの努力と自己研鑽や相手を知ろうとする意欲(決して相手を不快にしてはいけませんが)が積み重なり、ようやく「信頼心」が相互に認知されるようになります。
この難しい課題を取り組むにはいくつかの手法があります。
地道なコミュニケーションの積み重ねで「相互理解」を進めてゆくことも大切ですが、大企業の場合には限界もあります。大規模組織での対応法として、私が行っていた手法の一つは、「一対マス・セルフブランディングマーケティング手法」なるやり方です。
SNSやメディアパワーを活用して、相互にセルフブランディングを行う手法です。
「コーポレートポータル」の活用や「社内SNS」を構築するのも検討の意味があると思います。また、社員の「Know Who」や「トランザクティブメモリー」のイントラネット環境を構築して、バーチャルに社員相互の情報を知れる環境を作るのも有効です。
「相互理解」の入り口段階の情報が、ある程度得られれば、その後の表層的な相互理解進行度は劇的に高まります。
そして、お互いの事が認知され、少しずつ表層的な相互理解の機会が増えてくると、相手の人間味、言い換えれば「心の温度」を感じるようになります。
職場での「相互理解」の多くは、「仕事」に関わる表層部分ですが、「人間」に関わる深層部分を相互に認知し始めて、お互いの心の距離が計れるようになると「相互信頼」が徐々に醸成され、ある程度の時間を経て、揺るぎない『信頼関係』が築かれてゆきます。
『信頼関係』ができると「阿吽の呼吸」方式でのチームビルドが促進され、サブリミナルに、そして信頼度数がマックスになるの、テレパシーコミュニケーションが出きるきっかけが見つかるようになります。
私が目指す『Trusted DAO』では、会ったこともない人々同士が、どうやって信頼関係を築き、サブリミナルに意識共有できる「場」を創り出すか!
この課題に挑戦中です。😊