ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

光と照明の演出で「場」をデザインする意味! - 脳科学に基づく光環境の演出効果 -

2020-01-19 14:36:00 | 日記

LED照明の株式会社Luci、以前、私が組織で働いていた時に、同社の照明プロフェッショナルから、「照明」の基礎知識をレクチャーいただくと共に、「光と色を考慮した照明」の奥深い世界の一端を学ばせていただいた事があります。

先月、当時お世話になった同社の岡田浩司さんとの大阪での劇的な再会をきっかけとして、「場」つくりに、より進化した「光の演出」を取り入れてゆくべくLuci とのコラボが出来ればと思っています。

今日は、光LEDを軸に雑感を綴ってみます。

さて、LEDとは、Light Emmitng Diode の頭文字をとったもので「発光ダイオード」と言われています。照明の光源としてはLEDの方が馴染みますね。

光の明るさを表す表現には、
光度、照度、輝度、光束といったものがあります。(LED活用の為の基礎知識 : 光と色の関係は下記サイトを参照下さい)

http://toragi.cqpub.co.jp/Portals/0/backnumber/2006/02/p122-123.pdf

働く「場」に於いて、光や照明の演出がナレッジワーカーの生産性に影響を与える事が明らかになっています。

例えば、色温度の視点 では、色彩心理上、 ケルビンが低いと暖かみを感じ、高色温度では、 スポーツ施設等 活動の環境活動しやすくなり緊張状態をもたらす、と言われています。また、色の再現性(演色性)、光の分布状況、そして、彩度 鮮やかさなどから、光と人間行動には密接な関係性があるとのこと。

また、最近では、照明における「色の忠実性と色域」はかつての8色から99色へと繊細な区分となっているようです。


総務視点での「場」つくりでは、オフィス空間での照明といえば、省エネの為のルクス調整や、色温度的な視点が話題になりますが、本来、人間の心理や行動にどのような影響があるかを知り、高生産性空間となる「場」創りに活かしてゆく事が大切です。

その為には、光や照明が人の心理に及ぼす影響や効果を、脳科学や心理学的な見地からも勉強しておく事が必要と思います。

脳科学者によると、脳の働きを活性化するためには、環境や光は非常に重要であり、 特に『光の色や明るさ』『光線の方向』などが、脳に与える影響は大きいといわれています。

たとえば、より自然で目に優しい光は、日の出から1時間程度までの時間の光だといわれ、 その時間帯の約4,000〜4,500K程度の色温度が、脳を総合的に働かせるには 適しているといえます。
また、明るすぎたり、まぶしかったりすると、集中力や意欲の低下などに繋がる 可能性もあるため、注意が必要です。

こうした基本要素を考えながら、光演出を行う事が大切です。

【休日コラム】 『エキササイズ・GYM』と『サウナ』をワークプレイスに設置する意味と効果   

2020-01-19 14:35:00 | 日記

日曜日の昼下がり、今朝の『所さんの目が点』でサウナ効果を番組で取り上げていたのを見て、いつも思っていた事を綴ってみました。

外資系企業やWhite 500企業では、エキササイズジム施設やシャワー、サウナエリアをオフィススペースの一部に設置しているところがあります。

表面上は『充実した福利厚生施設』を謳い、リクルーティングや、スマートな企業ブランドとしてPRされる目的もありますが、実は、働く人々のワーク&生活リズムを「整え」、価値創造に向けた「知的生産性」と「創造性」をエンハンスしてゆく効果があることを、「場」のプロデューサーとして知っておく事が大切です。

人間誰もが、社会生活を通し様々な「ストレス」を受けるものです。
「ストレス」とは、そもそも外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。

例えば、
天候や騒音などの『環境的要因』

病気や睡眠不足などの『身体的要因』

不安や悩みなど『心理的な要因』

仕事や人間関係の悩みの『社会的要因』

などがあります。

特に、仕事のストレス(上記の複合要因です)を、職場で適切に自己管理・マネジメントできるかどうかにより、所謂、生産性や創造性の質が変わることも。

私は、ワークプレイスの「場力」のプロデュースにより、ストレスフルに働く人々の『ストレスマネジメント』をサポートしてゆく事も可能なのでは!と考えています。

具体的には、人間の感性や五感に配慮しながら「リラクゼーション環境&時間」をプロデュースする「場」つくり、
そして、生物としての人間が持つ「概日リズム(サーカディアンリズム)」やバイオリズムに逆らわず自然体の時空の流れをプロデュースすること。

などと言っても何の事!と思われますよね。

要は、働く人々が集中して仕事や活動に励み、疲れたら休憩する「エネルギー消費とリチャージ」のリズムを自分自身のペースで作れる「場」をオフィス等職場の中に創出することです。

やり方は様々ですが、一つ「サウナテーマ」で考えてみましょう。

エキササイズGYMやサウナを職場につくる意味は、福利厚生の視点だけでなく、働いている人たちが、蓄積してくる「ストレス」を適時に発散させて、疲労・意欲回復と創造力が「整う」効果を期待するものです。

「整う」とは、リラックスしているのに感覚が研ぎ澄まされている状態。

エキササイズして、サウナで発汗し水を浴び皮膚を刺激することで、人間の体や意識が「整う」状態になります。

リラックスは、休日にするのも良いですが、On Dutyでのワークリズムの中で「整う」状態を作れる機会提供をしてゆくのも意味のある事だと思います。
リチャージタイム30分の時間があれば効果が期待できます。

但し、「自社内に、GYMやサウナをつくっていくら儲かるの!」「どうせ作っても、同じ人しか使わないような設備は意味無い」との「天」からの声です。

『意味ある投資』である事をセンスメイキングできるストーリーと、数値での仮説検証をどのよう示すかは難題ですが、自社に作る事ができなければ「スポーツジム」と提携すれば良いのです。

私は、現役の頃、昼休み、あるいは終業後すぐに30分ほどエキササイズ&サウナで、気持ちを「整えて」仕事をしていました。
健康増進と仕事の捗りは実証済みです^_^