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幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

コミュニティマネジャーのスキルアップ講座 第1回 「共感」と「感動」を演出する幸福マネジメントの実践!

2019-09-20 06:49:02 | コラム


このシリーズでは、コミュニティマネジャーを目指す方々にとって必要な実践知識とノウハウをお話ししてゆきます。

まずは、コミュニティと組織の違いを整理しておきましょう。
コミュニティは、それぞれの想いや思惑を持って集まっている人間集団です。
組織とは、明確な目的と責任を持つ人間集団です。

組織はミッションを持ち、集団統制のガバナンスの枠組みがあります。そして、風土や文化を醸し出し、そこに帰属する人は「仲間」意識を持ちながら、合目的的な活動を行なってゆく「人間集団」と言えます。

一方、コミュニティは、組織のような枠もなく、ゆるい目的や想いを持つ人間の「集合体」的な「人間集団」です。

今、コ・ワーキングオフィスが流行りですが、そこに集う人たちの繋がりを演出する「ファシリテーター」役の『コミュニティマネジャー』のスキルの巧拙が「コワーキング・コミュニティ価値」を決定します。

斯かる重要ミッションを持つ「コミュニティマネジャー」は、「感動・共感の場つくり」の演出術を、身に付けておく事が大切です。

私たちは、喜びを感じられる仕事、面白い仕事、ワクワクする瞬間を楽しめる仕事ができると、達成感や満足感を感じるものです。

そして、働く人々の多くが充実感や満足感、更には達成感や幸福感を味わえる頻度を高め、働く人々同士が共感し、働ける喜びや誇りを感じられる時間・空間を創り出す事!
それが「感動・共感マネジメント」とも言える幸福「場」つくりのスタイル!と私は考えています。

「感動」とは、情動を揺り動かす心の現象であるとともに、期待や予測していたことを越えた何か!言い方をかえると、予想外価値を与えてもらった時に感じる「サービス価値」でもあります。

「えっ、うそー!こんな事して貰っていいの?」といったものです。
予想外価値は、当事者に対する能動的なサービスから生まれるものであり、この「感動」を与えられるサービスを提供するには、対象者の望みを知るだけではなく、対象者の「気持ち」を掴み取る事が必要です。

対話の中から望みを知り、さらに個性を観察しながら「心」を読む事で感動を与えられるサービスが提供できます。

感動体験をした人は、予想外サービスをしてくれる企業や組織に対しブランド価値を感じ「ここで働きたい」「もっと貢献したい」「○○さんの為に頑張りたい」....といった思いを持ってくれる可能性が高くなります。

そして、「共感」とは、他者と喜怒哀楽の感情を共有することです。
「共感」という感情は、通常、人間特有の本能であり、健常者であれば誰にでも備わっているものです。「共感」は人同士の絆を繋いでくれるものです。
共感性は友情を生み出し、人間の心の距離を近づけてくれます。

コミュニティの中で「共感」を演出し、「感動」を呼び起こす事により、メンバー間の心の絆が醸成されて、コミュニティが活気を持ち始め躍動するようなります。
コミュニティマネジャーが推進主体となり実践する事 が大切です。

このミッションを担う場合、コミュニティマネジャーは、人間社会やコミュニティ社会に対する「洞察力」と集団行動に対するエスノグラフィックリサーチ力とも言える「観察眼」を養っておく事が求められます。

言うまでも無い事ですが、コミュニティは、会社ではありません。謂わば、他人集団です。

人には他者を寄せ付けない「自己領域」がありますが、趣味や話題に話の合う集団、利害理念が一致する職業的な集団、恋人や夫婦あるいは本能的な欲望や快感といった自己領域を共有する事が出来る(と思い込める)他者に対しては、自己領域の境界が薄れ、心を通じ合わせたり信頼感が生まれてきます。

このように他者意識を緩和し「触媒」となり得る仕掛けの具体例として、イベント開催やシェアハウス型暮らし時間の演出を行うのが有効です。

コワーキングスペースで過ごす人たちが、「他人顔」ではない「人間顔」をお互いに「知る」機会を創出するのです。

お互いを知れば「情」が生まれます。

「情」を感じるようなれば、心の「絆」ができる素地が醸成されてきます。

そして、その「絆」を育てる栄養素が「共感」であり「感動」です。

「絆」が広がりを持つと他人同士の中に「連帯感」が生まれ、連帯感は「仲間意識」をつくりだします。
そして、「仲間意識」が結集する事で「コミュニティ価値」が高まってゆきます。

次回は、イベント開催の仕掛け方とシェアハウス型暮らし時間の演出術についてお話しします。

-続く–

人間の「怒り」をコントロールする「アンガーマネジメント」を学ぶ

2019-09-18 16:52:34 | コラム


最近、煽り運転で信じられないような映像がメディアから流れています。

先日の、高速道路での暴力ドライバー!
鬼の形相で襲ってくると姿は、恐怖そのもの。 新たな事件は、盗難車を乗り回し、チョットと気に障ったら煽りかさながらエアガンで攻撃!

この事件以外にも、煽り運転は後を絶ちません。

なぜこんな事になるのでしょうか。

車の運転は、その人の「本性」が現れると言われます。一見、穏やかな人がハンドルを握ると、チョットしたことで「オオカミ」になったりする事は多々あります。

報道されているのはほんの氷山の一角だと思われます。

今朝は、社会生活をしている中での「アンガーマネジメント」知識を共有したいと思います。

そもそも「怒り」とは!

そして、「怒り」のコントロールの仕方を認識しておく事が大切です。

参考になるサイトを共有します。
時間のあるときにご覧にください。


https://www.angermanagement.co.jp/


ポイントは、

・「怒り」は人間の自然な感情
・「怒り」を押し込めてしまうと「やる気」が低下することも!
・「怒り」はコントロールする意識が大切
・カッときたら6秒かけて深呼吸
・ストレスマネジメントと合わせて実践する事
...etc

BCPとLCP(Living Contingency plan)

2019-09-18 16:50:44 | コラム

台風25号による千葉県の被害は、日を追うごとに深刻さが露呈してきています。

農林水産業への被害総額は400億円を超えるとのこと!
千葉は首都圏への食供給の重要県!
手塩にかけて育ててきた野菜や養殖魚が壊滅的になってしまいました。
関係者の皆様の無念を察すると共にお見舞い申し上げます。

さて、今日は「暮らしの危機管理」について考えてみたいと思います。
総務仕事では馴染みのあるBCP!ならぬ、LCP(Living Contingency Plan)の在り方と、日頃の心掛けを綴ってみました。

リスク対策.comの中澤編集長は、「危機管理あれこれ 個人、企業、行政全てに共通する台風15号の課題 想定の甘さと被害状況の確認」として危機管理の甘さを指摘しています。

https://www.risktaisaku.com/articles/-/19908

危機管理のプロとして、もっともなご指摘をされているのですが、「危機管理への盤石の備え」はどれほど実現性のあるものか?
を総務経験者の立場から考えさせられてしまいます。

3.11の津波も想定外でした!

三重県の豪雨 1時間に120mmの雨も想定外でした!

そして、今回千葉県に、吹き荒れた風速57メートルの風も想定外でした!

結果、送電線の鉄塔が倒壊し、一か月以上も電気の無い生活を余儀なくされる事態となっています。

危機対応と想定の甘さ!はその通りでしょう。でも、想定レベルをどこまでにすればよかったのか!は後の祭り。
言っても元には戻りません。

仮に、風速60メートルに耐えられる鉄塔や電信柱に設置変えするとすれば、いかほどのお金と時間労力がかかるのでしょうか。

また、小池知事が言われている送電線の地下敷設をするのも同じ課題があるはず。

勿論、経験した自然災害の大きさに合わせ、対策を講じることは大切ですが、もっと基本的な備え、Living Contingency Plan (LCP)を日頃から意識しておくことが大切です。

でも、LCPといっても、どうすれば良いのか! 誰もがわかりませんよね。

以下は私流のせいぜいの対策!

・当たり前の「電気」が無い生活をシュミレーションしておく

→ 防災仕事を通して模擬訓練の経験をした事がきっかけ。
今の生活はほとんどが「電気」に支えられています。例えば、冬場にストーブをつけるのもファンヒーター!電気が必要です。
そこで、昔タイプのブルーファイヤーを購入しました!

・照明は防災ライトを備蓄 ロウソクも

・水は40リットル(夫婦2人)備蓄

・ラジオに乾電池、手動ダイナモで携帯の充電

・自宅の周辺の海抜メートルを把握

・風で飛ばされそうなものをの固定

・食の確保
などなどです。

たいしたことはできません!
電気が止まった生活は想像を超える不便さと命にかかわる重大なこと影響もあります。

発電機やエネファームを入れれば良いかもしれませんが、なかなかそうもゆかず...ですよね。

LCP は私にとって大きなテーマです。

「ノーサイドゲーム」から見る『企業スポーツ』と企業の存在意義を考えてみます

2019-09-16 12:21:02 | コラム

(いつもながら長文失礼します💦)

昨日は日曜劇場「ノーサイドゲーム」の最終回が放映されました。

浜畑(元全日本キャプテン廣瀬俊朗さんが演じています) の『生き様』が多くの方の感動を呼び起こしました。

先週、私のスレッドで「企業の存在意義と企業スポーツ」について発信しました。
現役の経営者の方からのご意見も頂き、自分自身の視野も広がりました。

あらためて、ノーサイドゲーム最終回を観終えて感じた事があります。

『企業』とは!

その『存在意義』とは!

そして『企業スポーツ』や『企業メセナ』の意味と価値!

というテーマです。


今更の話なのですが、『企業』とは何でしょうか!

細かな分類定義や学術的な視点は認識しつつも、私が想う『企業』とは、
『幸福社会創造を合目的とした人間集団・組織的社会システム』と勝手解釈をしています。

現代の金銭資本主義社会では、私企業(営利組織企業)が継続存在するには「利益」が不可欠とされます。利益にならないものは不要!との考え方もありますが、そもそも

『利益』とは何を目的に、誰が生み出すものでしょうか。

『利益』とは、簡単に言えば「経費」を上回る「売上」を上げることです。つまり付加価値創造です。

「付加価値」を生み出せない状態、つまり売上が経費を賄えない状態が通称「赤字」と呼ばれます。

「利益」を生み出す源泉は人間です。

人間の「知恵と労務」を、組織的に合目的的な内外社会活動に変換して「新価値創造」の実現成果が「利益」を産むことになります。

「利益」は、組織内の継続的な付加価値創造活動の「燃料」となり、また人間活動に不可欠な、人生の「栄養素」になる大切な『価値』です。
そして、個々の組織内で必要とされる「利益」を上回る「余剰利益」(利益剰余金と呼ばれます)が産み出された場合、一般的な私企業であれば「内部留保」され、その組織の健全性は高まってゆきます。

2018年統計によると、日本社会での内部留保は500兆円を上回っています!
凄い金額です。

で、この「利益」は誰の為に使われているのでしょう。

株式会社の場合、自社の株主への還元でしょうか、

あるいは、より大きな利益を稼得する目的から新規事業投資に向けられるものなのでしょうか、

また、成果を挙げた経営陣が、何億、何十億もの成功報酬に向けられるものなのでしょうか、

知恵と労務提供して価値創造に貢献した従業員に還元されるものなのでしょうか、

はたまた、不測の事態に備えて何にも使わず溜め込んでおくものなのでしょうか、

どれも、否定されるものではありませんが、
更に、「社会や人類の為」にという視点が、もう少し優先列に並んでくる日本社会の意識変革が必要ではないでしょうか。

もちろん、既に資本と社会的信用力に支えてられている大手企業では、CSRやESG、そして最近ではSDGsに意識を向けられており、その数も増えている事は歓迎される動きです。

一方、資本力の無い中小零細企業では、残念ながら 日々の仕事暮らしを最優先させる事が必要であり(私も超零細会社の経営者として、この世界にいるので実感すること多々!) なかなか、CSRやらSDGs貢献に資本で貢献する事が出来無いのが実情です。

「企業スポーツ」や「企業メセナ」に関与できるのは、大手老舗優良企業や新興勝組企業
など、先ずは資本・資金力と厚みのある内部留保を有する企業かもしれません。

ですが、...私は、こうしたリーディングカンパニーに意識と気付きの感度を高めてもらいながら、地方・地域と共生している中小零細企業も、分相応の社会活動(ボランティアやメセナ東京)に関与してゆく事が、『幸福社会創造活動』に繋がると思っています。HLD Lab での活動目的でもあります。

「ノーサイドゲーム」はトキワ自動車という大手企業が舞台でした。
年間14億円のラグビー部予算は一般常識から見ればとても大きな額です。
もし、トキワ自動車が事業不昧で「赤字」の状況にあり、背に腹変えられずの事態であれば、直接の売上につながりにくい「社会に夢と希望そして幸福感を提供する企業スポーツ」としてのラグビー部の存続には、経営者としての英断を下すことも必要と思います。(まぁ、その前に、そうした状態となってしまった経営責任を明確にする事が前提だと思いますが..)

そこまでの事態ではなく、減収減益の事態となった場合!
当たり前の事ですが、先ずは無駄を無くしコスト削減を考えてゆく施策は誰もが考えるものです。

よくあるケースですが、事態打開策の最優先に「利益」を産んでいない活動や仕事と思い込まれている業務や部署にメスを入れる傾向があります。

ノーサイドゲームの中では、自身の出世命の脇坂常務がラグビー部の予算半減を提案するも、結果的に、勧善懲悪ストーリーでスカッとしたのは私だけでは無いはずです。

社会の公器とも言われる『企業』の存在意義と価値とは!

私は、「ノーサイドゲーム」は様々な社会メッセージが込められていたように感じました。

一見、売上には繋がらないと思われている部署やコストセンター!と見なされている仕事をしている従業員たちの不屈の精神や当たり前の力が、企業の「価値」を生みだせるということ。

マイナースポーツであったラグビーの面白さを知らしめることにより、多くの人の「感動」を生み出せること。

共通の「感動体験」を演出することは、人々の心の絆を強め、意識を向けてもらえるきっかけとなること。

結果、組織内の結束とエンゲージメントパワーが高まるとともに、真の社会貢献に繋がり、組織のブランディングバリューが向上するチャンスとなること。

アストロズの活躍は、組織(トキワ自動車)で働く人の「誇り」を高め、働く意欲の触媒となり、会社の発展に寄与する可能性があること。

などなど、暗黙的示唆が込められていたのでは...
と勝手解釈しながら感涙に浸っていました。

来週からラグビーのワールドカップ🏉ですね。楽しみに観戦したいと思います😃

『ナンバーワン』や『一等賞』を目指す意味と価値とは! を考えてみました

2019-09-15 22:29:39 | コラム

三連休中日!朝夕は、少しずつ「秋」を感じる中秋の名月の後、夏の終わりのさみしさを感じる日曜日です。

YahooがZozo を傘下に入れる発表がありました。

『EC万年3位を返上!』
との見出しが躍っていました。

親会社のソフトバンク 孫会長からのゲキもあったのでしょう。
ヤフーの川辺社長の意気込みが伝えられていました。

何故3位ではダメなのでしょうか?

といった話をすると、かつて民主党での仕分け人から『「スーパーコンピュータ競争において、なぜ2番ではダメなのですか』との発言を思い出しますよね。

誰しもが「一等賞」「ナンバーワン 一番」を目指す社会。
特に、企業が「ナンバーワン 一番」になるとはどういう意味があるのでしょうか。

競争社会や勝負の世界では「勝敗」が意味を持ちます。
勝者は「称え」られ、敗者は「潔さ」を認められますが、社会的名声や経済的価値、そして派生的な価値創造機会の頻度と質には、「勝者」と「敗者」では大きな差が生じます。

要は『実利』の差とも言えます。

この実利差が、一番を目指す原動であり、また、付随して「誉れ」や「名声」を得られる力でもあります。

「ナンバーワン 一番」がもたらす「実利価値」は、「勝者」にとって、より有利に私たちに「便利価値」を提供し、結果的に「利益」をもたらしてくれます。

「勝者」になるには、不断の努力と意志力、そして創意工夫力とグリット力が不可欠であり、「勝者」は称賛されるに値します。

しかし、忘れてはならない事があります。

何の目的で「勝者」となるのか!
「勝組」になれば「利益」「名声・ブランド」「リスペクト」「支配的影響力」や「社会的信用力」などの恩恵と実利が得られる一方、ともすれば「驕り」や「勘違い」に陥るリスクがあります。

「勝組」は謙虚で自己客観視が出来る事、そして「実利」を利己的に囲い込むことなく「社会善」に役立つ社会への還元の仕方を、SDGs視点で考えて実行してゆく事が望まれます。

私は『社会善』や『人類幸福』に繋がる「価値創造」に邁進する事業で『ナンバーワン』を目指す意味と意義はあると思います。

ただ、ひたすら自社の「利益拡大」や「事業拡大」だけを目指してナンバーワン競争することは「社会善」と言えるものか!あるいは「幸福社会創造」に繋がるものなのか!をよくよく 見極めてゆく必要があります。

ナンバーワンの意味と価値!
自分でも、なかなか深いテーマである事をあらためて考えさせられました。