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ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

「人生時間」を考える  その5 『睡眠時間』の大切さとその効果と効能

2019-11-04 06:55:43 | コラム

皆さんは、毎日の「睡眠時間」と「活動時間」の最適調和はできていますか!

人間には、サーカディアンリズム(概日リズム)と呼ばれる『体内リズム時計』が体内に埋め込まれています。
海外旅行された時に体感する『時差』がそれです。

人間は、太古の時代から、太陽が昇る朝に目を覚まし、日中に生きる活動をして、太陽が沈み辺りが暗くなると「寝る」暮らしを続けてきました。
もちろん、近代になると「24時間眠らない社会」を支える様々な仕事に就かれている方々も多く、夜に活動(仕事)をして、日中(昼)に寝るリズムで暮らす人もいます。

また、国際線のパイロットやCAは、『時差』が日常であり、身体的負荷がかかる仕事です。

様々な「ダイバーシティ・ワークスタイル」に適応する『スリーピング・タイムマネジメント』は、人生時間をデザインしてゆく上で大切な知識の一つです。

先ずは、「睡眠」のメカニズムと最高の眠り方について、「スタンフォード式最高の睡眠」(睡眠医学の第一人者である西野教授著)よりご紹介します。

睡眠は寝入りばなの90分が大切。

睡眠には「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」と呼ばれる深い眠りと、浅い眠りの周期があり、その周期は90分!

睡眠不足や眠りを抑えた場合の影響には
・インスリン分泌が悪くなり糖尿病を招く

・食べ過ぎを抑制する「レプチン」ホルモンがでず、太る

・食欲を増す「グレリン」ホルモンがでて太る

・インスリン量交感神経の緊張状態が続いて高血圧になる

・精神が不安定になり、鬱病、不安障害、アルコール依存、薬物依存の発症率が高くなる。
......といった健康への影響が出てきます。

人間は眠らずには生きてゆけません。
最適な眠りは心身の健康を支え、暮らしや仕事の充実度を高めてくれます。

でも、なかなか眠れなかったり、どうもスッキリ目覚めない....とか、私たちの日常の悩みはたくさんありますよね。

『睡眠負債』という言葉を聞かれたことあると思います。
要は、寝不足が蓄積してゆく状態です。

上手く寝れない!

寝付けない!

ぐっすり寝れない!

目醒めが悪い!

などなど、「眠りの質」が悪くなると、日中の活動パフォーマンスや「仕事の質」にも影響がでてきます。

仕事の能率を上げて残業を減らす運動をいくらやっても、「睡眠負債」が大きいとなかなか上手くゆきません。

どうすれば良いのでしょうか。

私からの提案は『パワーナッピング』言い換えれば『隙間仮眠時間』の「場」つくり演出です。
『パワーナッピング』とは、簡単に言えば、職場での短時間仮眠「シエスタ=昼寝」です。

『職場で昼寝....! 何をふざけた事を言ってるんだ‼︎』と思うか、シエスタの生命効果を『仕事の創造性』向上に繋げてゆく手段として『演出』するか。

私は、「睡眠」の品質をうまくマネジメントするのは、社員一人ひとり個の責任ではあるものの、組織としてアシストしてゆく意識を持つ事も必要ではないかと思います。

『社員の健康を維持増進させる「健全経営」』が実践出来ると共に、社員のワークスタイルの柔軟性を任せる事により、組織の能率が向上してゆく事も期待できます。

但し、やり方の工夫と「場」つくり技術が不可欠ですが....

「人生時間」を考える  その4

2019-11-02 16:44:33 | コラム

8. 他覚的に自分を見つめる時間

私自身、64歳になっても自分自身の性格や特性、そして潜在能力を「自覚」しているつもりで、実のところ客観的ないし「他覚的」な自分を認識出来ていないのではないか!と時々思うことがあります。

「私の性格や気質は〇〇だ!」とか「私は△△の能力がある」と思っている自分と、社会や周囲から見られ、評価されている『他覚的評価』にはギャップがあるものです。

私は、自分自身を客観的に知る事、つまり、自分を他覚的に俯瞰する事が出来れば、組織社会における複雑でストレスフルな人間関係を、円滑にセルフマネジメントしてゆくことができるのではないか!と思っています。

そこで、今日は自分自身を客観的に知る「エマジェネティックス」といった自己診断ツールをご紹介したいと思います。

エマジェネティックス?

なんやら聞いたも事無い言葉ですよね!

「エマジェネティックス」は、脳科学や、遺伝学、そして心理学の知見を組み合わせて、自己分析ないし性格診断が出きる!とされている自己診断ツールです。

「エマジェネティックス」では、人の特性や気質、そして各種能力は、 生まれもった遺伝的要素と成長していく過程での人生経験により形成されている と考え、これを脳科学の理論と40万人以上の被験体で統計分析して、その傾向を示すものです。

「エマジェネティックス」は4つの思考特性と3つの行動特性を表すエマジェネティックスプロファイルを通じて人を理解していきます。

このプロファイルを活用することで、個人や組織のコミュニケーション能力を飛躍的に向上し、自己理解、組織理解へと深めていきます。

-Quote-

エマジェネティクスは、脳科学にもとづいた思考と行動の分析技術(プロファイリング)のひとつであり、emerge(発生する)とgenetics(遺伝子)を組み合わせた造語です。

アメリカの教育学者ゲイルブラウニング博士によって開発されたこのプログラムは、マイクロソフト、ヒルトンホテル、アメリカン航空、モルソンビールなど様々なグローバル企業が人材マネジメントやチームビルディングなどに採用している他、子どもや教職員を対象とした教育現場でも取り入れられています。

皆さんは、「右脳型人間」とか「左脳型人間」という言葉を聞かれた事がありますよね。この言葉は、1970年代の後半から脳科学の分野で研究されてきた「分割脳」という考え方から生まれたものです。

「右脳」は直感的で「左脳」は論理的といわれています。エマジェネティクスではさらに踏み込んで、脳を「抽象脳」と「具象脳」に分割して考えて、人間の思考・行動タイプを「分析型」「コンセプト型」「社交型」そして「構造型」の4つのパターンに分類し、自分自身がどのタイプなのかを知るツールです。
現在では、「エマジェネティックス・インターナショナル・ジャパン」が診断サービスを提供しています。

-Unquote-

個々人が診断を受けるのも良いかもしれませんが、組織側が「社員教育」と「社員脳力のポートフォリオ把握」する目的に、社費で斯かる診断サービスを受ける機会を作ることも面白いかもしれません。

個々の社員が、「人」はなぜ違うのかを理解することができれば、コミュニケーションはより円滑になり、円滑なコミュニケーションの風土がある組織は、全体の生産性を向上させることができます。

また、

・自分自身の強みと可能性を知る

・自分自身と他者の特長とその違いを理解する

・効果的なコミュニケーションの方法を知る

・働くスタイル、得意分野を理解し、それを最大限組織で生かす方法を知る

・同僚、上司や部下など、仕事場での関係性をうまく構築する方法を知る

・生産性の高いチームビルディングの方法を知る

事ができるキッカケになれば、社員力は向上してゆくことが期待できます。

マインドフルネス法や只管打坐で『自分を振り返る時間』も大切にしながら、科学に頼る「他覚的自己認知」!も必要かもしれません。

9. ワクワク『面白時間』と空間の「場」つくり!

ワークスタイルが多様化し、在宅テレワーク、ノマドワーク、サテライトワーク等、オフィスを始めとする「職場」に出社しなくても仕事をするスタイルが広がりつつあります。

然し乍ら、こうしたワークスタイル導入にあたり、必ず議論になるのは「労務管理」や「人事管理」の問題です。

「仕事しているのかサボっているのか管理出来ない!」「残業時間の考え方はどうするのか!」とか「上長とのコミュニケーションが出来ない!」...etc

社員一人ひとりの能力や潜在力を最大化させて、それぞれの企業が担う社会的ミッションを果たしてゆく事が、全ての企業に共通した課題です。
「管理」する事が目的ではありません。
性悪説にたって社員を信用しないマネジメントスタイルと、性善説に依拠し、社員を信用し信頼するマネジメントスタイル!どちらがクリエイティブでしょうか?

私は、社員力の原動力は、仕事をワクワク感を感じられる「喜働」や「幸楽働(ハッピーワーキング)に「面白時間」変換できるがどうかにあると思います。
「働き甲斐」や「働く喜び」を感じながら楽しく面白さを感じて働く事です。

組織社会において「仕事」は厳格であり、誰しもが時として辛く苦しい経験をしていると思います。
しかし、「働く」という事は、本来、社員一人ひとりが"遣り甲斐"を感じ、"楽しい気持ち"、"喜び"や"満足感"、要は面白くなければ、仕事は「苦役」となってしまいます。
苦役からは創造的な発想はでてきませんし不幸です。

社員にとって、「働く事」が苦役ではなくワクワク感を感じ、楽しく喜びを感じられる「面白時間」となれば、働く場所に関係なく、一人ひとりの潜在能力たる「個力」が高まり組織のイノベーション力が劇的に向上します。
仕事が面白ければ「サボル」事など考えなくなるでしょう。

私は、組織に於いて社員力を高める秘訣には二つのポイントがあると思います。
まず第一に、社員一人ひとりの潜在力を顕現化させる「場」のパワーを再認識する事です。
社員が自発的に、且つ喜んで働ける「場」、働く喜びが自分自身の感動を呼び起こす「場」、その感動が幸福感をもたらす「場」の力が社員の潜在を引き出します。

二つ目のポイントは、同じ組織で働く全ての人達が、相互信頼と尊敬の念を忘れず「同志」意識を感じられる「風土」を創りだす事です。

私達は、人生の多くの時間を「仕事」に費やし生活しています。
暮らし場として過ごす仕事場においても、社員一人ひとりが喜びや幸福感を感じられ、豊かで面白い時間・空間を楽しめる「場」を創りだす事が、多様なワークスタイルを意味のあるものにして、組織の価値創造活動を支えてゆくと思います。
『面白時間』は人生時間にとって大切な時間です。

「人生時間」を考える  その3

2019-11-02 16:43:33 | コラム

6. 日本社会のパンクチュアリティ!
-時間厳守社会のPros and Cons -

日頃、電車に乗っていると1分の遅延があれば、車内放送で『到着が遅れご迷惑をおかけしました....』なる放送が聞こえてきます。

日本の社会意識ですよね。
日本は、JRを始めとした交通機関の「定時運行」には定評があります。
利用者としては安心感があります。

でも、ふっと思った事がありました!

1分の遅れが「迷惑」をかけた!との意識を『素晴らしい』と思うか『窮屈』と思うか....

さて、どっちが「暮らしやすい社会」なのでしょうか、という思い。

「時は金なり」と言われますから、1分1秒の価値は貴重ですが、人生時間の中での1分1秒の価値とは⁉︎

例えば、超パンクチュアリティ生活....

睡眠は6時間35分40秒!

洗面所に20秒で移動して55秒で歯磨き!

トイレは3分30秒で用を足し、朝食は8分45秒で済まして出勤!

9:00‘00秒に仕事を始めて、全てが秒単位で段取りする仕事!

.....と言った生活はやってられませんよね!

「あそび」のない暮らしは、幸が無く、喜びや楽しさも感じる事はありません。

ですが、1時間を「誤差」といえる自然時間文化もなかなか大変かもしれません。

「ゴルディロックス」時間!
丁度良い頃合いといった意味ですが、これが一番ですよね。

仕事でも暮らしでも「時間厳守」は大切ですが適度な「ゴルディロックス」!が大切ではないかと思う日々です。

7. タイムマネジメント術
『5分間の価値』を意識する日常

皆さんは日常生活や職場で「5分間」の時間を有効に使われていますか!
「5分! そんな時間では何も出来ないよ!」と思われる方も多いと思います。

この隙間時間とも言える『5分の時間価値』を有効に演出出来るか否かで、「人生時間の濃度」が高められ、暮らしそのもの、つまり人生が変わってくるきっかけになります。

私が朝の電車で中で書くブログは、1000-1500文字のボリュームで、「その時」の閃きだけで綴っています。
「よく毎日書けますね!」と、お読みいただいている方から言われます。

「つり革につかまってスマホフリックで書いてるんです!」と言うと 驚かれます。(タイポも多くお詫びします💦)

私がSNSブログによる「サブリミナル・コミュニケーション」実験を始めたのが5年前でした。

テーマは

・総務のチームスタッフに、自分の想いを「教える」ではなく「気付き」を伝える。

・知見や経験値をサブリミナル伝える。
つまり、サイコロジカル・ノンバーバル(暗黙的)コミュニケーションと伝承。

・就業時間内での負荷・負担をかけず、「隙間時間」を使い学びを感じてもらう。

・「隙間時間」とは、通勤時間やリラクゼーション時間、スマホチェック時間、バスタイム、ちょい待ち時間...!
この、「隙間」で意識が向く時間は5分以内との仮説設定。

・5分間に目を通せる面白い読み物のストーリー

こうした意識を持って、茅ヶ崎-都心部への1時間程度の通勤電車内でブログを書いています。
私の作業時間は、30-40分程度ではありますが、このブログを読んでいただく方の消費時間は5分程度だと思います。

100人の方々に5分の時間をいただき、ブログを読んでいただく意味は、30分の作業で 500分相当の気づきのきっかけを社会に提供することになるのでは!
などと、楽しみながら自己満足の通勤時間!

実は、私自身この時間に備忘録的に綴っているブログが、本の原稿となったり、講演会やセミナーのコンテンツになります。

敢えて、原稿書きの時間を取らなくでも、通勤電車の空間が「書斎」になります。
しっかり考えて書き込む場合はグリーン車の手があります!(長距離通勤の特典!です)
これも私流の「タイムマネジメント」です。

話を戻しましょう!

で、5分間で何が出来るか。

・私のブログを読んでいただき、何かを感じていただく!

・「新聞」の一面記事に目を通し「時事」の感覚を養う

・ネットニュースのトピックスをカバーし「時流」を感じとる

・お気に入りブログをいくつか目を通し、バーチャル心の友達と交流する!

・職場オフィス内を回遊する!
エクササイズを兼ねて内階段で昇降し多部署をウォークアラウンド.... 何かの発見がありますよ!

・仕事で、上長に「ちょっといいですか!」
と言って、スタンディング「ホウレンソウ」を行う!
(但し、人によりますので....よく見極めてから!)

・大きく深呼吸してから瞑想の時間!立座禅や椅子座禅で心を整える
心のリフレッシュができます。

・妄想の旅時間を楽しむ
昼休みの時間にコーヒーでも飲みながらの空想時間はワクワクします。

・パワーナッピングでうたた寝してパワーリチャージ!

.....など、工夫次第で5分の時間を活用出来る日常を意識してみると「時間濃度」が濃くなってきます。
私は、「タイムマネジメント」の原単位は5分!と勝手に意識して活動してます。

-続く-

量子コンピュータが貢献する世界とは?

2019-11-02 16:42:08 | コラム

グーグルが『量子超越』を発表しました。

今朝の日経新聞では、2035年には量子計算が実用化!との記事!

未来科学が人類貢献する事は歓迎されますが、「貢献の目的」が、社会の「共通善」となり『人類幸福』に資するものなのか否かの視点を意識しておく事も大事なのでは!...

量子コンピュータの能力は、スーパーコンピュータが1万年かかる計算を数分で処理してしまうそうです。

情報セキュリティの観点で、パスワードの管理が厳密にかつ複雑になっていますが、量子コンピュータが登場すると、パスワードなど「セキュリティ無力」になってしまいます。

究極の個人情報も明け透けに見られてしまうリスクや、今「仕事」との呼ばれている作業労働や知的労働の多くが、人間の「仕事」では無くなる未来便利社会。

科学は文明を進化させ、そこで生きる人間の幸福人生を創出してゆくべき精神価値を創造するものであり、金銭価値創造や合理価値創造により、人間価値を毀損させてしまうものではないはずです。

などなど...思いを巡らせている土曜日の朝です。

『働き方改革2.0』への流れ

2019-11-01 08:45:15 | コラム

日経新聞の連載『働き方進化論』の記事です。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51594870Q9A031C1MM8000/

「働き方改革」は新たなステージに入り始めています。

私の勝手解釈ですが、組織社会の流れは

「働き方改革1.0(労働時間適正化)」→

「働き方改革2.0(労働形態の多様化)」→

「働き方改革3.0(雇用労働から価値創造への意識改革)」→

「働き方改革4.0(幸福価値創造&ライフシフト人生と働く事の調和化)」

へとシフトしてゆくと思っています。

そして、HLD (Happy Life Design)Lab は、「働き方改革4.0」の先を見据えた『人類幸福社会創造』でもあるSDGsのプロモーションを意識した活動を行なってゆきます。