9月27日(日)出産議員ネットワーク・子育て議員連盟の合同勉強会がありました。
私は加盟してませんが、知り合いの議員から案内があり参加しました。
講師は子ども宅食をやっている文京区の成澤廣修区長です。首長として初めて育休
をとったことでも有名です。
文京区では2017年から「子ども宅食」をスタートし、児童扶養手当、就学援助、子ども
がいる生活保護世帯に隔月で20品目の食材などを届けています。
対象1000世帯のうち700世帯が利用しています。
きっかけはふるさと納税の活用で基金を積み立て、3350人の方から1億3400
万集まったそうです。ニュースで知った区外の高額寄付者が何人かいるそうです。
コンセプトは「見えない貧困を見えないまま支援する」ということです。
運営は区を含めNPO団体や配送会社など7団体で行い、コレクティブインパクトという
そうです。コレクティブインパクトとはさまざまなプレイヤーが共同して社会的課題に
取り組むためのスキームです。個別ではなくコレクティブ=集合的にインパクトをおこ
すことです。
特徴としては忙しい一人親家庭の人がラインで申し込めて、自宅に配送されるので
周囲の人にもわからず支援を受けられ、区でも配達リストは知らないそうです。
45社から品物を寄付してもらっているほか、友好都市の岡山県の津和野町とも協力
していてお米を届けてもらっているそうです。
コレクティブインパクトなど先進的な取り組みです。
国分寺市でもすぐにできるとは思いませんが、大変参考になる事例紹介でした。
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