及川妙子の元気日記

年4回の市議会だよりを中心にお送りします。
また、政策課題や考えることなどについては随時掲載させていただきます。

防災講演会に行きました(10/3)

2019-10-04 10:14:21 | 日記

10月3日(木)リオンホールで「防災講演会」があり、行って来ました。

災害伝承10年プロジェクト「3.11東日本大震災その時、地域は!」というタイ

トルです。講師は総務省の災害伝承語り部で仙台市青葉区連合町内会長協議

会会長の島田福男さんでした。さすが語り部というだけあってお話はとてもわか

りやすくお上手でした。

「平時にできないことは災害時にはできない。」

土地柄で車の利用者が多く、何回ルールを作っても皆さん車で避難する。

2011.3.11の前にそれまでの災害ですでに川平地区防災対策連絡協議会が

できていて行動計画もあり、実際に総合防災訓練もされていたので、東日本大震

災の時は比較的に冷静に対応できたそうです。指定避難所を自主的に開設して、

避難者カードを発行して、避難者カードに基づいて救援物資の配給をおこなうなど

なかなか訓練をしていなければできないことです。

発災時に大切なことは①照明用発電機、灯光器を用意すること(暗いと集団がパ

ニックになる)②避難者カードをつくること。の2つだそうです。

その後幸いにも14日には電気が復旧して、16日には指定避難所を解散できたそ

うです。避難所から帰宅しない人もいたそうですが、自主運営ということを話すと皆

さん帰宅されたそうです。このへんもなかなか言いにくいことかと思いました。

津波がなかったとはいえ、大きな混乱もなく災害を乗り切った大変模範的なケース

と言えるでしょう。避難所運営の困った例などが多く報道されるなか、こういったケ

ースの伝承も必要だと思いました。

次の予定があり、50分ほどしか聞けませんでしたが、大変有意義なお話でした。