玄関サイト経由せず閲覧、携帯、非公式サイト増加――広告掲載を収入源に

安全性では課題も 　携帯電話会社のポータル（玄関）サイトを経由せずに閲覧できる「非公式サイト」が増えている。データ通信の定額制が浸透し、通信料を気にせず閲覧できるようになったためだ。ベンチャー企業が運営する集客力の強いサイトは、会費の代わりに広告収入で運営する事業モデルを構築している。審査を受けていないサイトの安全性を高める対策も急務だ。 　今月十七日、携帯で連載された小説をスターツ出版が発売した . . . 本文を読む

ｅショップ通販調査から 販促・集客策――検索されやすさ目指す。

　ｅコマース市場の拡大、新規参入に伴う競争激化の中、通販サイト各社は広告や販売促進、集客策に知恵を絞っている。今回の「ｅショップ・通信販売調査」で、販売促進や集客方法を回答した百九十五社に複数回答で聞いたところ、自社メールマガジンの配信、検索サイトへの登録、アフィリエイト（成功報酬型広告）など多彩な集客活動を実施していた。 　最も多かったのが、自社メールマガジンを配信して顧客とのコミュニケーション . . . 本文を読む

シーエー・モバイル、携帯ブログ、記事に合わせ広告配信、更新内容で自動選別。

　サイバーエージェント子会社で携帯電話向け情報配信のシーエー・モバイル（東京・渋谷、外川穣社長）は十一月、携帯電話で閲覧するブログ（日記風の簡易ホームページ）に、記事内容と関連性の高い広告を選別して配信するサービスを開始する。広告効果の高さを訴え、企業に利用を働きかける。携帯向けブログの記事連動型広告は初めてという。 　サービス名は「ケイタイ　ブログクリック」。配信の仕組みは、まずブログの更新情報 . . . 本文を読む

ＳＣＮ、ブログサービス、動画掲載可能に。

　大手プロバイダー（インターネット接続事業者）のソニーコミュニケーションネットワーク（ＳＣＮ）は二十一日、ブログ（日記風の簡易型ホームページ）サービスで新たに動画を掲載できるようにしたと発表した。画像や動画の保存容量を十倍に増やした。動画や高精細な写真を載せたいという利用者の要望に応える。 . . . 本文を読む

ＴＢＳ、ネット戦略加速――電通・アマゾンと新型通販（楽天ＴＢＳ）

　楽天から経営統合の提案を受けたＴＢＳがインターネット分野で提携戦略を加速している。電通との提携第一弾として放送とネット通販を組み合わせたサービスを開発し、ネット通販で楽天と競合するアマゾンジャパン（東京・渋谷）とも組む。ＮＴＴグループなどとは番組のネット配信を始める。楽天の提案を拒否した場合に、独自のネット戦略を描けることを示す狙いとの見方も出そうだ。 　電通と共同開発したのは、地上デジタル放送 . . . 本文を読む

ティーツーアイ、バナー・動画、一体配信――企業の販促ツールに。

　インターネット関連事業のティーツーアイエンターテイメント（東京・中央、上村高広社長）は、バナー広告を付けた動画コンテンツの無料配信サービスを開始した。動画プレーヤーと一体にして配信、専用の再生ソフトを不要にすることで利便性を高めた。企業向けに販促ツールとして売り込む。 　サービス名は「ヴィジョナリーリンクサービス」（写真はデモ画面）。ソフトウエア開発のアンカットテクノロジー（東京・渋谷、淀進一社 . . . 本文を読む

電子書籍、読んだことありますか？、「経験あり」２６％に上昇（ネット１０００人調査）

　電子書籍の利用者が増えてきた。ネット千人調査で電子書籍の利用状況を聞いたところ「読んでいる」もしくは「読んだことはあるが、最近は読んでいない」と答えた人が全体の二六・一％となった。昨年五月実施の同様の調査では一九・一％にとどまっており、この一年半近くの間に普及が進んだことを示している。 　電子書籍を読んだことがある人は若年層ほど多い。五十代では一八・四％に過ぎないが、二十代以下では三二・八％に達 . . . 本文を読む

ＤｅＮＡ、「和」テーマの通販サイト

　ディー・エヌ・エー（ＤｅＮＡ）は「和」をテーマにしたインターネット通販のサイト「ｗａｇｏｋａｎ」（http://www.bidders.co.jp/wa）を立ち上げた。伝統工芸品や和菓子を現代風に仕立てた希少価値の高い商品をそろえ、女性や年配層の購買を見込む。 　洋服に合うゲタ、洋室向けの行灯（あんどん）など雑貨や家具の四店舗と和菓子の三店舗がまず参加した。和雑貨の魅力や昔の生活習慣を紹介する情 . . . 本文を読む

個人サイト、影響力ぐんぐん――「カリスマ消費者」３人の素顔（ブームの裏側）

　ネット通販の急成長と歩調を合わせるように、消費者の発言力や影響力が増している。背景にあるのがアフィリエイト（成功報酬型広告）プログラムを活用した商品お薦めサイトや、個人のブログの急速な普及だ。独自のセンスで商品を選び、分かりやすく紹介して消費のリーダー役を務める個人が台頭し、企業のネットマーケティング戦略をも左右し始めた。普段は画面の舞台裏にいる“カリスマ消費者”３人の素顔をのぞいた。（１面参照 . . . 本文を読む

ｅショップ・通信販売調査――カタログ不振、発行コスト重荷、８０社で３．１％減。

　カタログ通販八十三社の二〇〇四年度の売上高は七千七百九億円で、比較可能な八十社の売上高は前年度比三・一％減と三年連続で減少した。全体の四割を超える三十八社が減収となり、うち十九社は二ケタ減と大幅な落ち込みが続いた。婦人用衣料品や雑貨、家具などを幅広く取り扱う総合カタログの低迷が続く。 　各社は自社サイトの充実や通販ポータルサイトへの参加で購入者がネット経由で注文するよう促し、発行・郵送コストのか . . . 本文を読む