OKESAN 公的年金保険情報

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今日の年金2題 (民主党党首、社保庁苦情メール)

2005-09-20 12:43:11 | Weblog
○民主党の前原誠司代表は18日、都内で記者団に、年金制度改革をめぐる与野党協議について「与党がどれだけ年金改革を考え、与野党でまとめようとしているのか。本気さを私なりに確認するためには、まずその協議には応じたい」と述べ、再開に向けて与党と調整する考えを表明した。

 前原氏は「今すぐ席をけって離脱することはないが、与党が本気でないのなら早く離脱した方がいい」と指摘。協議に応じるものの、与党の対応次第では離脱する構えをにじませた。

<解説>
 民主党は今回の総選挙で惨敗しました。
 何度も何度も何度も何度も言ってますが、「大人になってください」

 年金一元化の前提として、厚生年金と共済年金の統合は緊急の課題。もし自民がそれを言い出したら積極的に乗ってみて下さい。
 そこでグズグズ理屈をこねると、国民は民主党が厚生年金と共済年金の統合に反対するのはウラに「官公労」という旧態依然とした公務員の組合がついているからだろう。と思いますよ。

 自民、公明、民主の3党が統合に前向きなら、どんなに激しい公務員の反対も押し切れます。
 
 逆に本気か否か調べるために、自民党の主張する「官民の年金統合」を民主党から仕掛けてみる。それでグダグダしているなら自民は全くやる気ナシです。

 年金一元化という民主のマニュフェストからしたら、この程度の改革では全く物足りないでしょうが、方向性としては一元化への方向に行っているわけですし、幾ら叫んでも「野党の立場」は今後4年は変わらないわけですから。

☆☆☆

 社会保険庁は、昨年10月から始めた利用者からの「長官へのメール」の受け付け状況をまとめた。8月末までに5300件に上る。約半数が批判的な内容となっており、同庁への不信感の根深さを浮き彫りにした。


<解説>
 ライオンキングのチケットやマッサージチェアーを年金原資で買ってて、そのことを怒らない人が居たらおかしいですよね。ある意味正論。よく批判が半数ですんだなという感想です。

 で自分たち社保庁職員は、老後は共済年金ですから。

 一般の公務員も、自分たちの所属する共済組合の職員がその原資で、チケットやマッサージチェアーを買ってみたら、どんな気持ちがするか一度買ってみろ。
 という意見は、過激ではありますが、否定できるものではありません。

 でも、最近のマスコミ報道によると、その共済組合の理事長とか役員とか、「大した仕事もしないのに、給与も退職金もガッポリ」だそうで、共済という制度自体がもう時代遅れなんでしょうかね。半公務員的立場なのにその内実がわからない。あまりにも不透明すぎて困ります。