OKESAN 公的年金保険情報

公的年金および健康保険の社会保険関係の最新情報をお届けします。

国民年金の口座早割実施

2005-02-26 13:18:58 | Weblog
○社会保険庁は8日に、国民年金保険料の前納制度で金融機関の口座振替を利用した場合、保険料を1カ月分あたり約40円割り引く新サービスを4月から導入すると発表した。

<解説>
 もう2週間も過ぎてちょっと遅くなったニュースですが、絶対お得な情報ですので掲載します。手続きの締め切りが3月末(一部の人では3月18日)ですから、早めに動く必要がありますがまだ大丈夫です。

 社会保険庁HPのほうが遥かに詳しいので、詳細はそちらを見てもらうとして、一括払いの場合、一括の割引+口座振替割引で年間162,960円の年金が159,540円になります。お得額が3420円。
 この低金利の折、16万円の1年定期を組んだとしてもとてもじゃないけど1%を超えませんが、利回りで行くと2.14%、俺は滞納でいいという人はともかく、普通に保険料を払うつもりで且つお金にある程度余裕があるんだったら、絶対「年払いの口座引き落としをしたほうが有利です。また一括払いができない状態でも、毎月払いでも口座引き落としのほうが有利です。

 だいぶニュースが遅くなりましたが、ぜひ利用してください。

国民年金保険料免除基準緩和

2005-02-09 13:17:20 | Weblog
○ 厚生労働省は8日、4月からの国民年金保険料に関する新たな免除所得基準を発表した。  
 現行の免除基準は4人世帯が中心で、若者の多い単身世帯に厳しすぎるとの指摘が多かったため、単身世帯を中心に基準を見直す。
 単身世帯の全額免除は現行の年35万円から57万円に、半額免除は年85万円から141万円に
 単身以外の世帯では所得基準がおおむね引き下げられて
  2人(夫婦)世帯は全額免除が年92万円、半額免除が年195万円。
  4人世帯は全額免除が年162万円、半額免除が年282万円。

<解説>
 現在の免除基準は、社会保険庁のHPによるとこうですが、(めちゃくちゃ判りにくいですよね。ここ読んですうーっと頭に入る人本当に偉いです。)
 で、横浜市のHPのほうがわかりやすいのでこちらを見てください。どのみち免除というのは個人個人でいろいろさがあるわけですから大体のところは横浜市のほうでおわかりになると思います。

 ここから、OKESAN的な裏読み。
 保険料免除は正当な理由があって保険料を払わないのですから、「未納滞納」の中には含まれません。
 独身者の保険料免除基準を上げてしまえば、今まで未納だった人の中で免除の手続きをする人が増えることも十分考えられます。手続きする人が増えれば「納付率」が上がるじゃないですか。でも財政的には全く変わらないどころかさらに大変になりますよね。(免除者にも保険料納付した人の3分の1の額だけ年金が支払われます。)
 確かに、単身者とはいえ年35万円とか85万円で生活できるわけもなく、今までが厳しすぎたという面もありますが、その面だけでなく、「お役所の都合=納付率UP」のために免除基準を大幅に緩めたのであれば問題です。
 
 報道では、2人世帯や4人世帯は厳しくなったといってますが、厳しくなり方そうたいしたことないですしね。