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社保庁、予算14倍の監修本購入

2005-07-27 17:11:10 | Weblog
○社会保険庁の職員が監修作業に携わった書籍や小冊子について、同庁が2003年度までの5年間にわたり、予算要求の14倍以上の冊数を購入していたことが、27日わかった。

 同庁で常識的に必要とみられる冊数をはるかに上回っていたが、予算要求段階ではそれが隠され、差額分の計約33億円が追加支出されていた。こうした書籍類をめぐっては、計約3億6000万円が監修料として同庁側に流れており、職員の“小遣い稼ぎ”のために多額の公費がひそかにつぎ込まれていた形。財務省も実態を隠した予算要求を「不適切」と指摘している。


<解説>
 自営業は自腹を切って本を買います。
 一般の会社では仕事に必要な本は、会社が買ってくれますが、買ってくれといってすぐに買ってくれるものではない。必ず必要なものか否かチェックが入ります。

 公務員の人は、「必要な本を組織が買うのは当たり前」だとお思いでしょうが世の中は違います。もうその辺から食い違いがある。
 六法なんかもそう毎日使うものじゃないから、会社なんかだと各課に1冊とか4,5人に1冊とかいうこともあります。

 わからないだろうなあ、この感覚は。

 1999~2003年度の5年間で
 同庁が予算要求していたのは、「社会保険六法」と「社会保険委員必携」の2種類計約108万7000冊の購入、予算は約8億1277万円

 実際に購入していたのは、この2種類を含む59種・計約1568万5000冊で、約41億1590万円。

 実際何に使ったのかな?
 社会保険六法なんてそんなに使う人いませんよ。かなり特殊な部類の本です。で実際わし的には使いにくいのでパスです。でかいだけだし。部屋の飾りかな?
 それにしても本が大量に余るな。我々は自費で六法を買っているんだけど、捨てるなら1冊わけてもらえないかな。社会保険庁の職員数は1.7万人。5年分とはいえなんでそんなに数がいるの?

 無条件に1人1冊でも贅沢だと思うのになあ。
 配るにしても配り先のあてがないんじゃないですかね。使わない本は迷惑ですから。どこからこんな数の本がでてくるんだろう。

 議員さん、新聞社の方、
 予算の無駄遣いだけではなくて、この1500万冊をどう捌いたのかぜひ調べてください。
 本を1回も使わないのに内容が旧くなった(毎年法律が変わりますから、理由はいくらでもつく)という「未使用廃棄処分」の書籍があったら本当に怒りまくります。