OKESAN 公的年金保険情報

公的年金および健康保険の社会保険関係の最新情報をお届けします。

みのもんたを生暖かく見守る(2)

2005-07-16 11:50:19 | Weblog
 どうも、みのもんたの朝の番組は「社会保険庁」の問題を「重点的に取り上げる」ということがポリシーらしく、相変わらず悪口のオンパレードです。
 まあそれだけ、こちらが書くネタが増えるわけですけれど、「年金に対する誤解をさらに酷くする」という意味では本当に困ったものです。

 今日も、社会保障六法の監修料やら、印鑑の朱肉(何と4万円)のことを取り上げてグダグダと言っていました。
 いや、確かにそういうのはある。
 オレも腹立たしい。100円均一の朱肉ですから、うちで使っているのは。

 でもね、その無駄遣いや本の監修料のことは年金や健康保険の問題じゃなくて、「公務員全体の問題」でしょ?

 警察から委託を受けて、免許更新のときのテキストを無理矢理買わせて暴利をむさぼる「交通安全協会」の不明朗の金の流れなんかも前々から取り上げられているけれど、全く直らない。
 そんな、灰色な話は、社会保険庁に限らず公務員の世界ならあちこちあるじゃないですか。

 色々と業務を改善をしつつある社会保険庁のほうは「公務員の中でみたらまだマトモ」なんじゃないかな。もちろん不満は今でも山ほどあります。でも反省をして前よりはマトモになりつつあるのは素直に評価したい。お役所の中には反省すらしないところもあるやに聞いています。

 みのもんたは、職員の問題と年金の問題を平気でごちゃ混ぜにして話す。
 それは我々庶民が時々やってしまう誤りで、マスコミは「いや、年金の問題と、職員の待遇やら組織の問題は別問題だから分けて考えないと、一時の感情で変な方向に行くと、日本全体がおかしくなりますよ」と庶民を啓蒙すべきだと思うんですけど、逆に煽ってどうするんだ。

 まあそれはそれで、
 あいかわらず、みのもんたは自分の年金が出ないのが不満でしょうがないらしい。
 2億円の税金(所得じゃない)を払ってる人が年金いるの? 全部出ても月額20万円+α ほどでしょう(推定ですけど)。1回の飲み代程度じゃないの?

 みのもんたの理想は、
 「松下幸之助が年金を貰っていた時代」なんでしょうね。
 ちょっと前の頃なんですけど、なんで天下の松下の総帥が「国民年金や厚生年金」を貰っているんだという批判があり、一般庶民も「そこまでやったらやりすぎだろう」と賛同する声も多かった。みのからしたらそんな批判をするやつはとんでもないヤツなんだろうな。

 60歳を過ぎて定年で働けなくなったり、あるいは再就職で給与がガクっと減った人は、年金をもらっていらっしゃいます。そんな人とみのもんたを同列に考えていいものか。

 みのさん、そんなに年金がほしけりゃ、仕事止めたらいいじゃない。すぐ年金全額もらえますよ。