OKESAN 公的年金保険情報

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国民年金保険料未納者は424万人

2005-07-14 15:53:53 | Weblog
○社会保険庁は13日、04年度末時点の国民年金保険料未納者(過去2年間一度も払っていない人)が、前年度比約20万人減の424万1000人だったと公表した。総加入者数は雇用の改善で12年ぶりに減り2217万人だったが、過去2年で1カ月でも未納だった人を含めると、1119万3000人に達する。
 04年度の未納率は、対前年度比0.2ポイント減の36.4%。
 年齢別では、20~24歳は依然50.4%と高いものの、対前年度比では1ポイントの減。
 40歳代以上は各世代とも増え、40~44歳層は1ポイント増の36%。

<解説>
 良くないことですけど、若い人が年金に興味がないのはある程度止むを得ないことなんです。若いからねえ。わしだって若い頃は年金なんて考えもしなかった。まあそれでも、家庭を持ったり、あるいは夢をあきらめて就職したりある程度の年齢になればそのうち納付しようかなあなんて思う人も増えるでしょう。

 しかし、40代の年金未納者が増えているのはとても気になります。
 確かに社会保険庁の不祥事で、保険料を払いたくないというモチベーションが高くなるのはわかる。でもね、40代の人ってそろそろ親の介護の問題がでてきますよね。
 年金が20万円の親と年金が10万円の親と年金が5万円の親と 自分が親を介護するときに、年金があるとどれだけ有難いかわかる年齢でもあると思うんですけどね。

 「年金は75歳までは自分のもの、75歳をすぎたら面倒を見てくれる人のもの」

 うちのおふぃすのスローガン(大げさだけど)です。老後、全く他人の世話にならずに生きていけるなんて思うほうがおこがましい。

 振り返って自分が老後になった場合自分の子供や子供が居ない場合は周囲の親族に迷惑をどれだけかけるのか、40代の人たちが立場を変えた思考ができなくなっているのではないかととても心配です。