goo blog サービス終了のお知らせ 

OCF最新動向ブログ

オープンCADフォーマット評議会(OCF)の活動と、CIM・CALS/EC(SXF)の最新動向をお知らせします。

10万アクセス

2007年06月09日 | 日記・エッセイ・コラム

 このブログを書き始めたのは、2005年10月からなので、約20ヶ月たった今日、アクセス数が、100,000を超えました。

書いたブログは、363
コメントが、43
トラックバックが、65

書き始めた動機は、OCFのSXF技術者検定試験の合格者に対するフォローが何もされていないという声を聞いたからです。組織だって何かフォローをしようとすると、それなりに労力も費やすし、タイムリーにできるかというと中々難しい面があります。いくつかのやり方を模索するうちに、その当時のトレンドのブログでやってみてはどうかということになりました。

では、「わたしがやってみましょう、ところで、ブログ名は?」
「SXF技術者に対するフォローだから、SXF最新情報かな」
「大野さんが書くのだから、いっそフルネームを入れたら」
「ブログっていうのを知らない人もいるから、それも入れちゃえば」
「了解、でもSXFだけではネタ切れするので、材料は広くCALSまで念頭におくよ」

ということで決まったのが「大野聡のSXF最新情報ブログ」

書き始めて1ヶ月ほどは、毎日書いていたかと思いますが、アクセス数は100前後と、読者数は少なく、フォローになっていないなと思っていましたが、ある時、「毎日大変ですね」と言われ、関係者以外にも読んでくれている人がいると勇気付けられました。

トラックバックは、ブログの大きな利点なので、最初は、承認なしで受付を行っていたのですが、「SXF」の文字から、かなり怪しげなトラックバックが目立ち始め、それからは、承認後のオープンにしています。今では、一日に十数個のトラックバックの削除が仕事始めになってしまいました。
コメント受付は、大変ということで当初は設けていませんでしたが、今年から設置しました。コメントをいただく読者の方たちは紳士的なので感謝しています。

 人気のブログは、あっという間に、アクセス100,000回を超えていきますので、亀のような遅さのクリアなのですが、どこかできっと、ちょっとした情報が役立っていると信じて、これからも書き続けていければと思っています。


電子納品で思うこと

2007年05月26日 | 日記・エッセイ・コラム

先日、IAI日本のセミナーが開催され、参加しました。
興味を持って聴いたのが「シンガポール建築法規チェックシステム(e-Plan Check)調査報告」でした。

一つは、建築確認の電子申請ポータルです。
12省庁への提出がワンストップ、4週間かかる申請が1週間、建築電子データ(CADデータ、電子化ドキュメント)への電子署名の普及などの効果があったといいます。登録建築士(約2000名)は電子証明書(SmartCard)をもち、電子申請時に必要な電子ファイルに電子署名を行うということです。
そして、2002年に開始され2004年以降においては、その利用率が100%とのことでした。

もう一つは、e-PlanCheckシステムで、建築設計・申請者が3次元建築CADデータを、e-PlanCheck Webサーバーにあげると建築法規解析エンジンが約150項目の建築法規を、設備法規解析エンジンが約300項目の設備法規をチェックし、Webブラウザ、専用ブラウザ、PDFに出力されるというものです。
Webブラウザでの結果表示では3次元形状ビューワによって建物・構造の基準違反部分がハイライトするなど視覚的に認識が容易なものになっているようです。

ひるがえってみると、わが国の電子納品は?
電子納品要領やCAD製図基準のチェックなどもWeb上で行えればどんなに良いでしょうか!
CALS/ECエキスパートやSXF技術者の電子署名によりWeb上で要領や基準のチェックを行い、エラー無しの証明書と共に電子納品をする。納品検査の段階では、本来の土木構造という観点からのみ検査を行えるので、受発注者ともにメリットがあるように思えます。

夢物語なのでしょうか?クリアすべき課題は多々あると思いますが、実現に向けて一歩踏み出して欲しいものです。


建設IT読本

2007年04月20日 | 日記・エッセイ・コラム

 建設IT読本が公開されたと「現場主義さんのブログ」にありました。
この本は、東建IT研究会と東京土木施工管理技士会が、2006年11月9日に共催したセミナー「建設現場におけるIT活用セミナー」のテキストがもとになっていると書かれていました。

ダウンロードは次のURLからです。
http://token.or.jp/book/book070331.html


2007年 元旦

2007年01月01日 | 日記・エッセイ・コラム

 明けましておめでとうございます。

CADデータ交換標準SXFについての情報発信を目的に始めたこのブログも二回目の正月を向かえることとなりました。

ブログ開設当初は、まだまだ情報も少なく、それなりにこのブログも価値が見出せていたのではないかと思っていましたが、昨今では、電子納品に関して様々な情報の発信や交流が行われており、今までのやり方では、このブログの存在意義も少なくなってきていると思っています。

これからのブログがどうあるべきかと考えた時に、もう情報の発信だけではなく、そろそろユーザーと一緒にSXFを考えていかなければいけない時期にきているのではないかと思いました。

このブログの書き込みはわたしに一任されていますが、運営はOCFが行っています。どこまでわたし個人が対応できるか解りませんが、今まで無かったコメント欄を今日から公開することにしました。

あまりに醜いコメントや特定の商品や団体を利するものは削除する場合がありますが、基本的にはウェルカムでいきたいと思っています。

異なるCAD間のデータ交換において、最も瑕疵が少ないフォーマットがSXFであると思っていますので、これからも宜しくお願いいたします。


要領に(案)がない!

2006年11月01日 | 日記・エッセイ・コラム

 道路工事完成図等作成要領説明会が既に開催されているようです。

わたしが門外漢ということもあり、あまり興味がなかったのですが、さて、説明会は?と探したところ見つかりませんでした。そもそも説明会の主催はどこなのでしょうか?全国あちらこちらで行うのでしょうが、さっぱり情報がありません。

そして、慣れとは恐ろしいです。
この作成要領には、(案)がついていません、気づきませんでした。

しかし、「建設CALS、電子納品、どうする俺!」http://plaza.rakuten.co.jp/hkcals/diary/20061101/ のキタノミナトさんのコメントなど、耳を傾けないといけませんね。


ブログのランキング

2006年10月18日 | 日記・エッセイ・コラム

 vieletzというサイトに、検索エンジンランキングというのがある。
これは、検索エンジンで自分のホームページが何番目に表示されるかを知りたいときに、このサイトにあるツールを使えば、ホームページの順位を、5キーワード・5検索エンジンに対して調べることができるものです。

ちなみに、このブログを関連するキーワードで検索したところ次のようになりました。

Vieletz

googleの場合で、1,790,000件中9位という結果でした。

このツールのダウンロードは次のURLになります。
http://vieletz.com/


嘆きのCAD開発者

2006年08月07日 | 日記・エッセイ・コラム

 電子納品に利用され始めたCADデータファイルSXFですが、未だにDXFあるいはDWGの納品を求められているところもあるようです。
納品物としてのファイルなら、何でも構わないでしょうが、このデータが維持管理から再構築とデータが回りだすということに思いが至らないのでしょうか。

 ところで、CADを開発している方が、つらつらと綴っている「CAD日記」というブログがあります。
http://blog.so-net.ne.jp/cadse/2006-07-31

7月31日付けで「SXF複合曲線」という日記がありました、わたしは開発をしているわけではないのですが、異なるCAD間においてデータ交換を前提としたCADの開発(SXFを実装してOCF検定の認証を得る)はちょっと難儀(時間と費用)な面があるという印象があります。
 このブログ、開発者が何を嘆いているのか、ちょっと見てください。


OCF

2006年03月31日 | 日記・エッセイ・コラム

OCFも有限責任中間法人となって3期目が今日で終了です。
任意団体の時からを含めると様々なことがありました、CALS/ECの進捗と共にどのようにOCFが歩んできたのか、まとめてみました。

Ocf_2 

OCFも明日から4期目です、今後もご支援を宜しくお願いします。


ラスター貼り付け

2006年02月22日 | 日記・エッセイ・コラム

図面の輪郭の枠内で作図するのは、誰もが意識して行っていることですが、ラスタデータを貼り付ける場合に注意しなければいけないことがあります。貼り付けようとしているラスタデータが図面の輪郭からはみ出していると市販されている「CAD製図基準(案)」のチェックソフトのなかにはエラーを出すものがあるからです。
CAD画面の背景とラスタデータの背景色が同じ場合には、ラスタデータが輪郭からはみ出していても分かりづらい場合があるので充分に注意する必要があります。

Rinkaku


SXF入門

2006年02月14日 | 日記・エッセイ・コラム

「ケンセツ21」というサイトで、情報化講座というのが開設されており、その中の講座に「SXF入門(全5回)」というのがありました。

5回の内訳は次のようになっており、パワーポイントのデータがPDFに変換されています。
 1.SXFとは(2005年10月25日)
 2.SXFの開発レベル(2005年11月15日)
 3.SXFに関連する団体や規格(2005年12月22日)
 4.SXFによるデータ交換(2006年1月16日)
 5.SXFの利用環境(2006年2月3日)

この講座は、関西大学総合情報学部の田中成典教授のものです。
詳細は次のURLからご覧下さい。

http://www.kensetsu21.com/calsjapan/lectures/sxf/index.html


今更聞けないSXFの基礎知識-8

2006年02月13日 | 日記・エッセイ・コラム

最近開催される様々な会議やセミナーなどを聞いていると、SXFに関して異なった名前を使う人が増えてきています。
まず、SXFですが、これを「SFX」というのには驚きですし、これは論外になります。
SCADEC data eXchange Format からとった名称ということで覚えておきましょう。

次に、SXFのバージョンに関してです。これはもう完全に誤解している人がいます、しかもCALSに関わっている方や標準化活動をしている方も言い間違えていることがあります。
現在、国の電子納品の規定になっているのは、「SXF Level2 Ver.2.0」です。そして、今、新たな仕様書やブラウザなどが公開されていますが、これは「SXF Level2 Ver.3.0」です。

「SXF Level2 Ver.3.0」に対応したCAD製図基準(案)はまだありませんが、一番混同されているのが、このバージョンとレベル分けです。
通常「SXF Ver.3.0」と書かれているので、Ver.3.0をSXF仕様のレベル分けである「Level3」と勘違いし、三次元の仕様と思われている方もいます。
会話をしていて、単に言い間違えているだけだと相手に誤りを指摘しないでいると、実は本当に誤解していたということもあります。
属性の話しになっても、だから標高情報を与える三次元情報でしょう、「Level3」となってしまうようです。

SXFの呼び名、レベル分け、バージョンをしっかりと意識して覚えてください。


線分と折線

2006年01月25日 | 日記・エッセイ・コラム

連続した線において、線分と折線の違いは、CADの画面や印刷した図面を見てもどちらを使用しているか分かりません。どちらを利用しても良いように思えますが、線分を用いてCADデータに書き込んだ場合、特にSXF(P21)形式ではサイズが大きくなってしまいます。そのため、SXFブラウザで読み込む場合には遅くなります。
連続した線は、折線を使った方が良い場合が一部の例外を除いて多いのです。

また、隣り合った頂点の間隔が短い連続した線の場合、複数の短い線分をつなげても一本ずつの長さが短い為に線種として破線や一点鎖線が表現できなくなってしまうことがあります。
次の図に示すように、折線を使えば破線や一点鎖線などが分かりやすくなります。

Sen_1


消えるレイヤ

2006年01月19日 | 日記・エッセイ・コラム

セミナーでお話しをしていて、最後に質問などを受けると、時々次のような質問を受けることがあります。

利用しているCADにCAD製図基準(案)のレイヤがテンプレートとして用意されているので、このテンプレートを利用して作図を行っています。そしてSXFに保存した後にファイルを開いてみると、無くなっているレイヤがあります。
もともと作図しなかったレイヤなので、直ぐに困るということはないのですが、これはバグでしょうか?
・・・というような質問でした。

これは、SXFで保存する際に、図形が描かれていないレイヤは出力しないという決まりなので、バグではありません。
データ交換時にレイヤ名だけ出力して運用するなどということは逆に言うとできないことになります。


孤長寸法の変換

2006年01月11日 | 日記・エッセイ・コラム

曲げ加工された鉄筋の円弧の寸法を表現する孤長寸法は、市販されているCADの多くで広く利用されていますが、SXFのフィーチャーにはありません。
読者の方が利用しているCADで孤長寸法が描けてもSXFで保存する際には何らかの変換が行われます、その際に注意すべきは、塗潰しの矢印を使っている場合です。変換で円弧、文字、線などに分解される場合、矢印の塗潰しが変換後にどのような形状になっているか確認してみてください。 

次の図のように変換後に見た目が違うようであれば、塗潰しの矢印先端は使わないようにしましょう。

本年も宜しくお願い致します

2006年01月04日 | 日記・エッセイ・コラム

このブログを開設したのが昨年の9月末、今までに書き込んだ内容は95件になります。ブログ開設の動機は、以前にも書きましたが、OCF主催によるSXF技術者検定試験に合格された方々に対するその後のフォローができていないという声に対して、まずできるところから始めようということでスタートしたものです。

当初は、SXFに関わるトピックス的なものについて書いていく予定でしたが、まず皆さんにこのブログを訪問してもらうためには、もう少し間口を広げCALS全般について情報発信を行っていくなかで認知してもらおうと書いてきました。
すると、ほぼ毎日何か書くことがあり、続けていくうちに、毎日大変ですね・・・と言われるようになりました。
そうか毎日書かねばならないのかと最近ではプレッシャーもありますし、少々苦痛に感じることもあります。

今、ウィークデーの平均的なアクセスは、1日約200件ほどです。閲覧ページ数の合計は、開設以来12,554件となっています。
ひとつの内容に対して1回のアクセスと数えるのですが、このブログにアクセスされた方が複数の内容を実際には見るでしょうから、読者の数はもっと少なくなります。
このアクセス数が多いのか少ないのか、さっぱり分かりませんし、実際の訪問者はOCFの関係者ばかりなのかもしれません。
しかしながら、このブログの開設動機を忘れずに今年も情報発信を行っていきます、毎日とはいかないと思いますが、できる限り書いていきたいと思っています。

実は、読者の方々のこのブログに対する感想や意見など聞きたいと思うことがあるのですが、残念ながらこのブログでは、読者からの情報や意見を書き込める「コメント」という場を提供していません。
もし、何かありましたらOCFのホームページからメールにて発信をお願いします。

SXF技術者検定試験公式ガイドブックも校正の段階です。ガイドラインが改訂されたこともあり、実務でも利用可能なように、昨年よりも早めに発行できればと関係者一同頑張っていますので、発行の際には是非一読ください。

ブログの書き込みは連休明けの10日から行いたいと思っています。
では、本年も引き続き宜しくお願い致します。