国土交通省より次の三つの要領(案)・基準(案)について、改定に関する意見募集がありました。
1.土木設計業務等の電子納品要領(案)
2.工事完成図書の電子納品要領(案)
3.デジタル写真管理情報基準(案)
意見の募集は、3月19日(水)までです。
これらのダウンロードや詳細については次のURLをご覧ください。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/13/130306_.html
国土交通省より次の三つの要領(案)・基準(案)について、改定に関する意見募集がありました。
1.土木設計業務等の電子納品要領(案)
2.工事完成図書の電子納品要領(案)
3.デジタル写真管理情報基準(案)
意見の募集は、3月19日(水)までです。
これらのダウンロードや詳細については次のURLをご覧ください。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/13/130306_.html
CALS/EC MESSE 2008 の開催概要が公開されました。
日時:2008年 1月24日(木)~25日(金) 10時~17時
場所:TFTホール(東京・有明)
OCFは、今年も、テクニカルフォーラムの枠を確保し、SXFについてのセミナーを行います。
タイトルは、「SXF技術者検定試験の有効活用-正しい電子納品への最短距離-」と題してわたしが、例年通り話す予定ですので、ぜひ来場ください。
内容は当然、直近の話題、CAD製図基準(案)、SXF Ver.3.1、SXF表示機能及び確認機能要件書(案)などを交えた話になります。
日時:2008年 1月25日(金) 13時~13時45分
会場:TFT東館9階 904室 定員:80名
おかげさまで、毎年、立ち見の盛況です、お早めにお越しください。
詳しくはこちら
http://www.cals.jacic.or.jp/event/messe/exhibition.html#03
電子納品に関する要領・基準で、最新のQ&Aが4件公開されました。
デジタル写真管理情報基準(案)からひとつ、地質・土質調査成果電子納品要領(案)からふたつ、測量成果電子納品要領(案)からひとつです。
測量成果電子納品要領(案)では、測量の電子納品で「DM-CAD(SXF)変換仕様(案)」でCADデータに変換した場合の線幅についての質問でした。この回答にもあるように測量の電子納品ということから、線幅はCAD製図基準(案)によらなくても良いことになります。
詳しくは次のURLをご覧ください。
http://www.cals-ed.jp/index.html
「CALS/EC電子納品に関する要領・基準」で、Q&Aが更新されていました。
一部の修正を含み全部で59件のQ&Aが更新されており、CAD製図基準(案)では、9件。電子納品チェックシステムで、5件が掲載されていました。
詳しくは次のURLから見てください。
http://www.cals-ed.jp/index.html
以前にもお知らせした「CALS/EC情報提供ホームページ」ですが、今日が正式な開設のようでした。
「講習・説明会資料」として、全般・AP(アクションプログラム)、電子調達、電子納品、情報共有の4分野で6点の資料を見ることができます。
「CALS/EC取組状況」については、全般・AP(アクションプログラム)、電子調達、電子納品、情報共有、地方展開、その他の6分野で、44件の資料を見ることができます。
このホームページにより、各機関や異なるサイトで提供されていたCALS/ECの情報、特に港湾や各地方整備局の資料がまとめられてきましたが、電子納品要領やCAD製図基準(案)などについては、「CALS/EC電子納品に関する要領・基準」を見なければなりませんので注意してください。
「道路工事完成図等作成要領」が国土技術政策総合研究所から公開されて1年が経ちます。
現在公開されているWebサイトは「道路工事完成図等作成支援サイト」になりますが、この要領をダウンロードすると、本編と巻末資料を併せて200ページほどになります。
普段の業務と違い、使い慣れない言葉がでてきて理解が進みづらいですが、ブログ「現場主義(建設現場情報サイト)」で、「道路工事完成図等作成要領(平成18年8月版)の概略版」が、コンパクトにまとめられて公開されていました。
この概略版を読まれてから、本編などを読むほうが分かりやすいと思いますので一読してみてください。
「CALS/EC電子納品に関する要領・基準」のトップページが、7月1日(日)から http://www.cals-ed.jp/ に変更するという案内がありました。
また、CALS/EC取り組み状況が「CALS/EC情報提供ホームページ」にて公開されました。これは国土交通省CALS/ECアクションプログラム2005の「目標14 取り組み状況の公開と研修テキストの共有による全国的展開の促進」の基づいたもので、今回は、4件の講習・説明会資料となっていますが、うち3件は2002年度のもののようで、古いのが気になります。
同時に「電子納品運用ガイドライン(案) 【土木工事編】[H17.8]等で掲載している『電子納品媒体書(オリジナルファイル)』が公開されました。
詳しくは次のURLをご覧ください。
http://www.nilim-ed.jp/
国土交通省の「電子納品に関する要領・基準」サイトで5月11日(金)付けの更新情報がありました。
公開された更新は、次の三つのセットアップファイルです。
「電子納品チェックシステムVer6.6.1」セットアップファイル
「電子納品チェックシステム 電気通信設備編Ver3.6.1」セットアップファイル
「電子納品チェックシステム 機械設備工事編Ver1.1.1」セットアップファイル
詳しくは次のURLをご覧ください。
http://www.nilim-ed.jp/
「道路工事完成図等チェックプログラム Ver.1.0.5」が、道路工事完成図等作成支援サイトから公開されました。
http://www.nilim-cdrw.jp/dl_tool.html
また、今週の初めには次の各チェックプログラムが公開されていました。
・電子納品チェックシステムVer6.6
・電子納品チェックシステム 電気通信設備編Ver3.6
・電子納品チェックシステム 機械設備工事編Ver1.1
国土交通省 国土技術政策総合研究所より、電子納品物のチェックができる受注者用のツール「電子納品物検査支援システム -チェック機能限定版- (Ver.1.2.1)」が公開されました。
また、この利用方法について解説したマニュアル「電子納品物検査支援システム -チェック機能限定版-」も併せて公開されています。
ダウンロードは次のURLからです。
http://www.ysk.nilim.go.jp/cals/05download/chap05.html#05-02
道路工事完成図等関連プログラム として、次の二点が公開されていました。
1.道路工事完成図等チェックプログラム
設計書およびプログラム仕様書(HTML)が開発者向けとしてダウンロードできます。内容は次の二編から構成されていました。
・道路工事完成図等チェックプログラム設計書_本編.pdf
・道路工事完成図等チェックプログラム設計書_付属資料.pdf
2.CAD-GISコンバータ 【道路版】
プログラム本体(Ver.1.0)と開発者向けに設計書およびプログラム仕様書(HTML)がダウンロードできます。
・CAD-GISコンバータ(ユーザー向け)
利用にあたっての注意事項.txt
はじめにお読みください.txt
アプリケーションで構成されています。
・CAD-GISコンバータ(開発者向け)
コンバータ設計書
コンバータ_プログラム仕様書で構成されています。
ダウンロードは次のURLから
http://www.nilim-cdrw.jp/dl_other.html
新着情報として、次の三つの項目で更新されていました。
1.完成平面図のよくある事例
2.Q&A
3.OCFによる「道路基盤データ交換属性セット対応検定」の認証を受けているソフトウエア一覧へのリンク
「完成平面図のよくある事例」では、今までの10項目に加え、次の4項目が加わりました。
1.面データ(ハッチング)の作成方法の間違い
※対象:SXF Ver.2.0による完成平面図
2.ショートベクタによりファイルサイズが増大する事例
3.距離標の属性項目「経度」「緯度」の入力値の間違い
4.測地系の間違い
いずれも図を示した例なので分かりやすい説明になっています。
また、Q&Aは今までの35項目に新たに21項目が加わっています。
詳しい内容は次のURLをご覧ください。
http://www.nilim-cdrw.jp/
(株)建設技術研究所、日本工営(株)、パシフィックコンサルタンツ(株)の三社により設立された国土総合研究機構で、「土木設計業務等の電子納品実践マニュアル 5.0版」が公開されました。
構成は、オリジナルファイルの作成をポイントとした前編と納品媒体の作成を扱う後編、さらに、これらを読みながら実習ができる学習データになっていました。
前編のオリジナルファイル作成の目次。
第1章 電子納品要領等の解説
第2章 発注者との協議
第3章 準備作業
第4章 最終成果作成までの考え方
第5章 報告書オリジナルファイルの作成
第6章 スキャナ利用のポイント
第7章 CAD図面作成のポイント
第8章 デジタル写真作成のポイント
第9章 地質・土質調査資料作成
第10章 測量成果作成のポイント
7章のCAD図面作成では、図面作成のポイントのあとに二つのCADを特定してさらに解説していました。
後編の納品媒体作成では、やはり、二つのベンダーのソフト毎の納品媒体の作成がマニュアルになっており、目次構成は次になります。
第11章 PDF作成
第12章 電子納品ソフトの利用
第13章 CD-R書き込み、ウィルスチェック
学習用データは、第5章、11章、12章、13章に利用するサンプルデータになっています。
ダウンロードは次のURLから。
http://www.ctie.co.jp/kskk/20070305.html
経済学者スティグリッツの新しい経済学で、「非対称情報の経済学」というのが愛弟子の方によって、やさしく解説した本があります。
スティグリッツは、需要と供給に関して、簡単に言うと、買い手と売り手の間に、「情報の量」と「情報の信頼性」において差が生じるため(非対称性が存在するため)、理想的な市場均衡というものが実現しないということを言っています。
解りやすい例として挙げられているのが、中古車市場です。
従来の需要曲線では価格が高いと需要は減り、価格が低いと需要は増えていると言われていました。しかし、中古車市場では個々の中古車の欠陥に対する情報を供給側は熟知していても、購入側はその情報がないという”非対称”ゆえに、消費者の行動心理として、安いもの=何か欠陥があるだろうと判断することになる。すると、これまで”X”字型に交差していた需要と供給の関係のグラフが、この2つの線が接点をもたないことが起こりうる、つまり、市場(取引)が成立しないことになるということです。
「理想的な市場均衡」これって置き換えると、今のCALS、しいては情報共有でも現在間違いなくおきていることです。需要と供給をそのまま、発注者と受注者、あるいは基準を策定する側とその基準を運用しようとする側、大きな思いは同じかもしれませんが、それぞれの立場によって違うのです。
情報共有と簡単に言ってしまいますが、思いも知識も非対称なのです。
電子納品もまたしかり、それぞれが非対称なのだという意識をもって取り組んでいかなければならないのではないかと、この本を読んで強く思いました。
(わたし土木科出身なので、この手の本は初めて読んだのですが面白かったです。)
今回はSXFの最新情報とはいえませんが、このへんで改めて整理する、あるいは検証するということも非常に大事なことなのだと思いました。
「どぼんの電子納品体感記」に「市販のチェックシステムによるオーバースペックなチェック 」という記事がありました。
受注者が市販のチェックシステムで、図面に関するエラーを確認し、その結果に基づいて発注者にCAD製図基準(案)に沿った発注図に修正するよう働きかけて良いかというQ&A(CA-521)を引用しています。
ここで大切なのは、このQ&Aが古いガイドラインを参照していることです。
現在の版(平成18年8月)では、「発注者は、業務成果がCAD基準に準拠していないがSXF(P21)」形式のCADデータの場合、CAD基準に従い発注図として再作図を行い、SXF(P21)形式で発注図として受注者に提供することを原則とします。」(p34)と記述されています。
本当に発注者が描けるのか、結局、受注者は発注者に負けてしまうのかというのは別の問題。受注者負担なら、当然費用は請求できるものと思っています。
もうひとつ、CAD製図基準(案)に従った内容かどうかは「SXFブラウザを利用した目視確認」(p26)になりますので、市販のチェックシステムでエラーが出るとか、国の電子納品チェックシステムでエラーがないから大丈夫というものではありません。