スーダンという国は日本では余り知られていないと思う。エジプト、エチオピア、ケニア、チャド、そして紅海を挟んでサウジアラビアを国境を接しているこの広大な国で大規模な虐殺が行われているという。死者は既に5万人、120万人が難民となり、難民キャンプは隣国のチャドまで及んでいる。
昨年の2月にスーダン西部のダルフールという地域をジャンジャウィードと呼ばれるアラブ系の武装組織が襲撃が始まり、この地区の村々が次々と破壊されているということである。丁度この地域は北はアラブ系、南は黒人系と人種が異なり、歴史的に対立が続いていた。事実1980年代にも内戦が起こっていた。欧米系のジャーナリズムでは、第二次大戦中のナチによるホロコーストになぞらえている。このような虐殺は、独裁による圧政、部族紛争、民族、宗教とそれぞれ原因は異なっているが、1970年代のカンボジア、1990年代のルワンダと後を絶たない。
虐殺意味する英語に"Genocide"とう言葉がある。Genocideはナチスの迫害から逃れたユダヤ系ポーランド人ラファエル・ランプキンがギリシャ語で民族を意味する"geno"とラテン語で殺すを意味する"cide"を組み合わせて作った造語だそうだ。つまり民族を皆殺しにするという意味である。
最新号のタイム誌でもダルフールに関する記事があり、虐殺から逃れた人のインタビューでアラブの武装兵が町を占領し、夜にはたくさんの女性がレイプされ、子供や男性が次々に殺された、と証言している。
私もダルフールでたくさんの人が殺されていることは聞いていたが、恥ずかしながらダルフールがどこの国にあり、何人の人が殺され住む場所を失ったかはつい最近まで知らなかった。
天然痘は地球から撲滅されたそうだが、"Genocide"という言葉が地球から撲滅される日はいつになるのか。
ダルフールで大規模かつ組織的な戦争犯罪の可能性=国連当局者 (ロイター) - goo ニュース
昨年の2月にスーダン西部のダルフールという地域をジャンジャウィードと呼ばれるアラブ系の武装組織が襲撃が始まり、この地区の村々が次々と破壊されているということである。丁度この地域は北はアラブ系、南は黒人系と人種が異なり、歴史的に対立が続いていた。事実1980年代にも内戦が起こっていた。欧米系のジャーナリズムでは、第二次大戦中のナチによるホロコーストになぞらえている。このような虐殺は、独裁による圧政、部族紛争、民族、宗教とそれぞれ原因は異なっているが、1970年代のカンボジア、1990年代のルワンダと後を絶たない。
虐殺意味する英語に"Genocide"とう言葉がある。Genocideはナチスの迫害から逃れたユダヤ系ポーランド人ラファエル・ランプキンがギリシャ語で民族を意味する"geno"とラテン語で殺すを意味する"cide"を組み合わせて作った造語だそうだ。つまり民族を皆殺しにするという意味である。
最新号のタイム誌でもダルフールに関する記事があり、虐殺から逃れた人のインタビューでアラブの武装兵が町を占領し、夜にはたくさんの女性がレイプされ、子供や男性が次々に殺された、と証言している。
私もダルフールでたくさんの人が殺されていることは聞いていたが、恥ずかしながらダルフールがどこの国にあり、何人の人が殺され住む場所を失ったかはつい最近まで知らなかった。
天然痘は地球から撲滅されたそうだが、"Genocide"という言葉が地球から撲滅される日はいつになるのか。
ダルフールで大規模かつ組織的な戦争犯罪の可能性=国連当局者 (ロイター) - goo ニュース
いったいどこから、ジープだの弾薬などを買うお金が出ているのでしょう。
向こうの所得水準からすると、ジープ一台にしろ途方もない金額なはずですが...。
これって上海事変のようなものでしょうか。
大量破壊兵器が出てこない、イラクから目をそらさせるための。
一方でスーダンとアルカイダの関係もこれまでに指摘されており、1998年に米軍がスーダンのアスピリン工場に爆撃を加えていることは、ご記憶のことと思います。
>大量破壊兵器が出てこない、イラクから目をそらさせるための。
意図的にやっているかどうかはわかりませんが、ここでスーダンが注目されれば、イラクへの注目は薄れますね。ブッシュにとっては大統領選挙の時期、幸運となるかもしれません。
これも石油関連がらみでしたか。
原油価格、上昇要因となる訳ですね。
石油ショックのとき、原油価格高騰で儲けたのは米石油資本でしたからね。
彼らが潤えば、税収が増え、イラクの軍資金も稼げるという構図でしょうか。
歪んだ経済学を採用してますねアメリカは。
とにかく、いつも悲惨な目にあうのは、貧しい庶民...。アメリカは、王侯貴族などの特権階級のない国として独立したのに、嗚呼!今や....
私は、決して反米主義者ではありません。
どうかご安心ください。
旅行中、雨の日に車に乗せてもらったり、病院に連れて行ってもらったり、宿を貸して頂いたり...、当時は、好景気でしたので、乞食の人にまで、コインをもらった事さえありました。アメリカ人の博愛主義はいまだ、感謝しています。
でも、こうした人々と、酷く乖離した何かが問題だと思う「ユウイチ」なのであります。
PS.
落書きばかりしていて、皆さんに面目ないので、私もブログを立ち上げました。
ご笑覧下さいませ。
TBって何だか良く判りません。よろしく。
私も個人としての(庶民レベルでの)アメリカ人には悪い印象はありません。政治やビジネスが絡んでくると報道で伝えられるアメリカになってしまうのだと思います。
ブログ始められたのですか、早速お邪魔したいと思います。
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