おとといめでたく合意したはずの北朝鮮の核を巡る6カ国合意ですが、早速不協和和音が出始めているようです。
合意文書によると、北朝鮮へのエネルギー支援は、まず60日以内に核施設の活動停止・封印と、IAEAによる監視・検証を受け入れれば、他の国は重油5万トンを支援し、さらに核計画を完全に申告し全施設を使用不能にすれば、最大95万トンを支援するという段階的なものですが、北朝鮮は最初の段階で重油100万トンの支援が受けられると主張し、国内で吹聴しているようです。
日本は拉致問題を理由にエネルギー支援に参加しませんが、最初の支援の5万トンについてロシアの外務次官が韓国が全額負担すると発言し、韓国国内に波紋を呼んでいるようです。
アメリカのブッシュ大統領は今回の合意を歓迎しているようですが、前回紹介しました通り、ネオコンを代表とするアメリカの強硬派は今回の合意に弱腰だと批判しています。元国連大使のボルトン氏は「非常に悪い合意だ。核兵器の拡散につながる」と批判していますが、ブッシュ大統領はこれに対して「全く反対だ。」と反論したそうです。アメリカでは1938年のチェコ・スロバキアのズデーテン地方のドイツ帰属を認めたミュンヘン協定がヒトラーを増長させて第二次大戦の呼び水になった歴史的経緯から、宥和政策=弱腰と考える人たちがいるようです。
一方で北朝鮮にはまだないと考えられていた核弾頭のミサイル搭載技術を保有しつつあるとの情報もあり、北朝鮮の核問題はまだまだ予断を許さない状況にあると言えそうです。
「核臨時停止で重油100万t」北朝鮮が勝手な解釈(読売新聞) - goo ニュース
合意文書によると、北朝鮮へのエネルギー支援は、まず60日以内に核施設の活動停止・封印と、IAEAによる監視・検証を受け入れれば、他の国は重油5万トンを支援し、さらに核計画を完全に申告し全施設を使用不能にすれば、最大95万トンを支援するという段階的なものですが、北朝鮮は最初の段階で重油100万トンの支援が受けられると主張し、国内で吹聴しているようです。
日本は拉致問題を理由にエネルギー支援に参加しませんが、最初の支援の5万トンについてロシアの外務次官が韓国が全額負担すると発言し、韓国国内に波紋を呼んでいるようです。
アメリカのブッシュ大統領は今回の合意を歓迎しているようですが、前回紹介しました通り、ネオコンを代表とするアメリカの強硬派は今回の合意に弱腰だと批判しています。元国連大使のボルトン氏は「非常に悪い合意だ。核兵器の拡散につながる」と批判していますが、ブッシュ大統領はこれに対して「全く反対だ。」と反論したそうです。アメリカでは1938年のチェコ・スロバキアのズデーテン地方のドイツ帰属を認めたミュンヘン協定がヒトラーを増長させて第二次大戦の呼び水になった歴史的経緯から、宥和政策=弱腰と考える人たちがいるようです。
一方で北朝鮮にはまだないと考えられていた核弾頭のミサイル搭載技術を保有しつつあるとの情報もあり、北朝鮮の核問題はまだまだ予断を許さない状況にあると言えそうです。
「核臨時停止で重油100万t」北朝鮮が勝手な解釈(読売新聞) - goo ニュース
緊張感が漂ってますね。
日本の背後にこういった危険な国家があり、その国家はかつて拉致や爆破テロという国家的な犯罪を行ったという前科があることが、この問題に緊張感を与えているのだと思います。