皆さんすでにご存知と思いますが、チベット自治区のラサで大規模な暴動が発生しています。
チベットは長い歴史の中でも中国に併合、独立を繰り返しています。チベットは民族、言語、文化を中国の他民族と異にしており、特にチベットではチベット仏教という固有の仏教が栄え、その最高指導者であるダライ・ラマは「生まれ変わり」によって継承され、現在の14世に至っているそうです。ところがダライ・ラマ14世は、1956年に始まったチベットの民族独立運動であるチベット動乱のため1960年にインドに亡命し、その後チベット亡命政府の指導者となっています。その後チベットの独立運動を続け、1989年にはノーベル平和賞を受賞しています。
少数民族の独立運動はトルコのクルド民族、ロシアのチェチェン共和国、セルビアのコソボ共和国など近年数多く勃発しています。これはソ連崩壊後、イデオロギーという国家の求心力を数多くの国を失ったことによると思います。共産圏のソ連諸国を始め、チェコとスロバキアは分離し、ユーゴスラビアもセルビア、クロアチア、マケドニア、モンテネグロ、ボスニアヘルツェゴニナに分離しました。中国の少数民族の独立運動も自由経済の導入に伴い共産主義の求心力が低下する中国において激化するのではないかと思います。
今後国際社会は人道的見地から、中国政府の暴力による抑圧に対していろいろな警鐘を鳴らしていくと思います。中国はグローバルスタンダードなき大国であり、先進国の常識が通用しない国であります。これまでの今回のチベット問題に対する中国の反応は情報を遮断したり、国連で「自らの人権の歴史反省すべき」欧州に対して毒づくなど、ある程度予想された反応をしています。しかしながら、こういった動きに対する反発が過ぎると北京オリンピックのボイコットにつながり、中国が面目を失う恐れがあります。その点中国にも弱いところがあります。
これまでの流れを見れば、チベットの自治をさらに認め「ゆるやかな独立」を進めることが問題をソフトランディングさせる近道だと思いますが、台湾問題の他、他の少数民族による地すべり的な国内の独立運動も中国としては懸念されるため、穏便な策に踏み切れないという事情があるのではないかと思います。他の国でも少数民族の独立運動は必ず流血を見るのはそういった事情があるのだと思います。
イデオロギー対立を20世紀に一応何とか克服した人類ですが、21世紀初頭に「国家と民族」が克服すべき課題となったようです。
チベット 騒乱3省に拡大 ダライ・ラマ「文化的虐殺だ」(産経新聞) - goo ニュース
チベットは長い歴史の中でも中国に併合、独立を繰り返しています。チベットは民族、言語、文化を中国の他民族と異にしており、特にチベットではチベット仏教という固有の仏教が栄え、その最高指導者であるダライ・ラマは「生まれ変わり」によって継承され、現在の14世に至っているそうです。ところがダライ・ラマ14世は、1956年に始まったチベットの民族独立運動であるチベット動乱のため1960年にインドに亡命し、その後チベット亡命政府の指導者となっています。その後チベットの独立運動を続け、1989年にはノーベル平和賞を受賞しています。
少数民族の独立運動はトルコのクルド民族、ロシアのチェチェン共和国、セルビアのコソボ共和国など近年数多く勃発しています。これはソ連崩壊後、イデオロギーという国家の求心力を数多くの国を失ったことによると思います。共産圏のソ連諸国を始め、チェコとスロバキアは分離し、ユーゴスラビアもセルビア、クロアチア、マケドニア、モンテネグロ、ボスニアヘルツェゴニナに分離しました。中国の少数民族の独立運動も自由経済の導入に伴い共産主義の求心力が低下する中国において激化するのではないかと思います。
今後国際社会は人道的見地から、中国政府の暴力による抑圧に対していろいろな警鐘を鳴らしていくと思います。中国はグローバルスタンダードなき大国であり、先進国の常識が通用しない国であります。これまでの今回のチベット問題に対する中国の反応は情報を遮断したり、国連で「自らの人権の歴史反省すべき」欧州に対して毒づくなど、ある程度予想された反応をしています。しかしながら、こういった動きに対する反発が過ぎると北京オリンピックのボイコットにつながり、中国が面目を失う恐れがあります。その点中国にも弱いところがあります。
これまでの流れを見れば、チベットの自治をさらに認め「ゆるやかな独立」を進めることが問題をソフトランディングさせる近道だと思いますが、台湾問題の他、他の少数民族による地すべり的な国内の独立運動も中国としては懸念されるため、穏便な策に踏み切れないという事情があるのではないかと思います。他の国でも少数民族の独立運動は必ず流血を見るのはそういった事情があるのだと思います。
イデオロギー対立を20世紀に一応何とか克服した人類ですが、21世紀初頭に「国家と民族」が克服すべき課題となったようです。
チベット 騒乱3省に拡大 ダライ・ラマ「文化的虐殺だ」(産経新聞) - goo ニュース
その存在が近ければ近い程、拗れた時にはその憎悪が非常に激しくなるもの。中国によって“束縛”され続けた歴史を持つチベット人も然る事乍ら、ずっと“配下の民”と思っていたで在ろう中国政府にとっては、近親憎悪的な思いも加わっているのではなかろうかと思える程の弾圧。勿論、仰る様にチベットの独立を認めてしまえば、他の民族達の独立がドミノ倒し的に発生するのは他国の歴史を見ても明らかで、それを恐れているというのも当然在りましょうね。
しかし乍ら武力によって全てを封じ込めるなんて遣り方が、最早これ以上通じる訳も無く、早晩“実質的な”独立を容認する方向に行くのではないかと自分も思います。
P.S. 嘗ては甲子園で激しく闘った者同士が、やがてジャイアンツというチームに集い、そして主力として活躍する様になる。高校野球で感動させてくれた選手達の、その後の成長を見守るのは楽しみの一つですが、o_sole_mio様が書かれた「定岡、原、篠塚」という選手達の話を目にすると、余計にその感が強くなります。
こういった独立問題については国土や人口の減少を惜しむよりも、別々の独立国として協力し合う、といったWin-Winの解決を目指せないものかなと思っています。
甲子園で活躍した原、篠塚、定岡がドラフト1位で入団した「エリート」が主力として成長していく一方で、高校時代は無名でドラフト外で入団して巨人のエースに成長した西本投手の存在も野球を面白いものにしてくれたと思います。
それにしても、事前の相談が無いなんて、これも、人権問題ではないかと感じた、YUZOUです。
どうか、ご健康にはくれぐれもお気をつけてご活躍下さい。「ジャングルを切り開くような」仕事とあり、心配しています。「燃え尽き症候群」などにはならないよう、常に余力を残すスタンスでお願いします。
チベット「 暴動 」ですが、テレビで見たか限りでは、商店の略奪や、打ち壊しといった感じで、民衆全体の盛り上がりがありません。海外でのデモはあるみたいですが。。。この点、底辺の広い民衆運動とは感じられませんでした。
チベット問題のような政治・宗教が結びついた統治組織の復活要求というのは、古典的な問題をはらんでいるように思います。旧大日本の天皇神政という例もありましたし、今時、大体どこの先進国でも、政治と宗教の分離、というのは常識です。
宗教指導者や、独裁者が政治の実権を握ると、外国勢力にその指導者が抱き込まれると、もはや、外国の意向道理に、自国をコントロールしてしまうことが、大きな問題です。
旧イラク独裁政権の例のように、絶好の不況産業主導国家の餌食になりかねません。。。。
中国の場合、チベットに外国の傀儡政権が成立した場合、国の背後を脅かされることになりますから、過去の苦い歴史に照らしても、容認しづらいものがあるように思います。
オリンピックは、政治抜きの平和の祭典であってほしいものですよね。一生懸命、トレーニングを積んできた選手たちが、政治家の一声で、参加出来なくなるなんて、こんなひどい話はありません。
栄転でもありませんが、人権問題でもないと思います。ゼロからやる仕事は誰も正解を知らないから楽といえば楽な部分があります。
チベットに関しては情報が全て入ってきていないようなので実際の状況はどうなのかを今ある情報で判断するのは難しいと思います。
先進国では政教分離が進んでいますがその他の地域では国と宗教が結びついているところも少なくありません。よしあしは簡単に言えないと思いますが、悪い目が出るとご指摘のようなことが起きてしまう可能性があると思います。
オリンピックは仰る通りやはり政治を抜きにしてアスリートの真剣勝負を見てみたいと思います。