来年早々にはトリノで冬季オリンピックがありますが、今最もホットなスポーツは冷たい氷の上で華麗に舞うフィギュアスケートかもしれません。
日本代表を巡って男子も女子も激しい熾烈な戦いが続けられています。男子は代表1名に対して当ブログでも紹介した織田信長の末裔、織田信成選手と私の地元の後輩(といってもそれ以外何の関係もありませんが)高橋大輔選手の争いです。
女子の方は更に熾烈です。定員は3名と男子より多いのですが、候補が5名、フィギュア界のアイドル「ミキティ」こと安藤美姫選手、本年度急成長の中野友加里選手、ポスト伊藤みどりで脚光を浴びた恩田美栄選手、前回の世界選手権を制した荒川静香、今年浅田真央選手が制したグランプリファイナルを制したことのある村主章枝選手です。かつて世界を制した選手が選考漏れとなる可能性もある厳しい選考となっています。
さて、浅田真央選手、今回のグランプリファイナルでは地元の利もあったもののショートプログラム、フリーともにトップの完全優勝でした。しかしながら浅田選手は年齢制限によってトリノオリンピックの出場資格がありません。グランプリファイナルの優勝によって特例出場が認められるのではないかという期待がありましたが、国際スケート連盟のチンクアンタ会長が改めて浅田選手の特例出場を認めませんでした。
年齢制限はわずか三ヶ月弱とのことですが、私は個人的には過去も未来もルールというものがフェアに取り扱われるのであれば、仕方がないものだと思います。しかしながら「フェアであるか」という点が若干怪しいのです。
一つは過去に特例により参加が認められた例があるそうです。日本では伊藤みどり選手が年齢制限にかかったものの参加資格が与えられましたが、選考にもれたという事例があるそうです。もう一つはチンクアンタ会長が今年のオリンピック開催地イタリア代表のカロリナ・コストナー選手に配慮しているのではと噂されていることです。JOCや日本スケート連盟は、この扱いがフェアかどうかを検証し、フェアでなければ様々なチャンネルを通じて浅田選手の出場を働きかけるべきだと思います。世論も後押しをするだろうと思います。
「トリノがだめなら次回のバンクーバーがあるじゃないか」という見方もありますが、少し心配な点が二つあります。一つは浅田選手は現在15歳でバンクーバーが19歳、人生でもっとも多感な時期を迎えます。今の天真爛漫な少女ではいられないでしょうし、他の先輩たちのように選手としても様々な危機を迎えると思います。それを乗り越えてバンクーバーのリンクに立てるかということです。
もう一つはこの4年間で大きなルールの改正があった場合、今のメリットが生かせず、デメリットが大きな失点につながらないとも限りません。浅田選手はジャンプはすばらしいと思いますが、素人目にはスピンにはスピードと優雅さが足りないのではないかと思います。かつての日本の得意種目であったスキージャンプが最近すっかり不振ですが、長野オリンピック後ルールの改正が選手たちを狂わせてしまい、未だに克服できていないようです。
もしかしたら、浅田選手が世界を制することのできる時期は今しかないのかもしれません。
いずれにしましてもこの週末にトリノオリンピックの最終選考を兼ねた全日本選手権が行われ、氷の上で熱い戦いが繰り広げられます。
真央トリノへ行けないワケ…かたくなISU会長 (夕刊フジ) - goo ニュース
日本代表を巡って男子も女子も激しい熾烈な戦いが続けられています。男子は代表1名に対して当ブログでも紹介した織田信長の末裔、織田信成選手と私の地元の後輩(といってもそれ以外何の関係もありませんが)高橋大輔選手の争いです。
女子の方は更に熾烈です。定員は3名と男子より多いのですが、候補が5名、フィギュア界のアイドル「ミキティ」こと安藤美姫選手、本年度急成長の中野友加里選手、ポスト伊藤みどりで脚光を浴びた恩田美栄選手、前回の世界選手権を制した荒川静香、今年浅田真央選手が制したグランプリファイナルを制したことのある村主章枝選手です。かつて世界を制した選手が選考漏れとなる可能性もある厳しい選考となっています。
さて、浅田真央選手、今回のグランプリファイナルでは地元の利もあったもののショートプログラム、フリーともにトップの完全優勝でした。しかしながら浅田選手は年齢制限によってトリノオリンピックの出場資格がありません。グランプリファイナルの優勝によって特例出場が認められるのではないかという期待がありましたが、国際スケート連盟のチンクアンタ会長が改めて浅田選手の特例出場を認めませんでした。
年齢制限はわずか三ヶ月弱とのことですが、私は個人的には過去も未来もルールというものがフェアに取り扱われるのであれば、仕方がないものだと思います。しかしながら「フェアであるか」という点が若干怪しいのです。
一つは過去に特例により参加が認められた例があるそうです。日本では伊藤みどり選手が年齢制限にかかったものの参加資格が与えられましたが、選考にもれたという事例があるそうです。もう一つはチンクアンタ会長が今年のオリンピック開催地イタリア代表のカロリナ・コストナー選手に配慮しているのではと噂されていることです。JOCや日本スケート連盟は、この扱いがフェアかどうかを検証し、フェアでなければ様々なチャンネルを通じて浅田選手の出場を働きかけるべきだと思います。世論も後押しをするだろうと思います。
「トリノがだめなら次回のバンクーバーがあるじゃないか」という見方もありますが、少し心配な点が二つあります。一つは浅田選手は現在15歳でバンクーバーが19歳、人生でもっとも多感な時期を迎えます。今の天真爛漫な少女ではいられないでしょうし、他の先輩たちのように選手としても様々な危機を迎えると思います。それを乗り越えてバンクーバーのリンクに立てるかということです。
もう一つはこの4年間で大きなルールの改正があった場合、今のメリットが生かせず、デメリットが大きな失点につながらないとも限りません。浅田選手はジャンプはすばらしいと思いますが、素人目にはスピンにはスピードと優雅さが足りないのではないかと思います。かつての日本の得意種目であったスキージャンプが最近すっかり不振ですが、長野オリンピック後ルールの改正が選手たちを狂わせてしまい、未だに克服できていないようです。
もしかしたら、浅田選手が世界を制することのできる時期は今しかないのかもしれません。
いずれにしましてもこの週末にトリノオリンピックの最終選考を兼ねた全日本選手権が行われ、氷の上で熱い戦いが繰り広げられます。
真央トリノへ行けないワケ…かたくなISU会長 (夕刊フジ) - goo ニュース