環境法令ウオッチング

2006年7月から2007年12月までの環境法令情報・行政情報・判例情報を掲載。

企業ホームページと環境

2007-07-23 06:30:59 | 情報公開
2007年7月23日 
 小中学生にとっては待望の夏休みに突入し、いよいよ夏本番。7月22日のフジサンケイ・ビジネスアイでは、夏休みの自由研究のテーマに環境問題、とくに省エネを扱ってみては? と、次のような記事が掲載されています。

 『今夏、ぜひともお勧めしたいテーマが「環境」。6月にドイツで開かれた主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)で、2050年度までに二酸化炭素(CO2)などの温暖化ガスの半減を検討することが決まったからだ。温暖化対策を進めるには、エネルギー問題のあり方や省エネ活動の重要性を理解しておくことが不可欠。幸いにも、エネルギー関連団体・企業のホームページは子供向けのコンテンツが充実しており、これを有効活用すれば自由研究もすいすいとこなせるかも。』

 上記の記事が指摘しているように、最近、各企業や業界団体のホームページの充実ぶりには目をみはるものがあります。ちょっとした調べものは、関連企業のホームページをヒントにすると、確かに早く結論にたどり着くことができます。
 しかしここで重要なことは、ネット検索を鵜呑みにしないことではないでしょうか。無料で情報を提供する、あるいはPRのために情報を提供する、という場合など、提供目的にあわせたバイアスがかかっている可能性は否定できません。また、課題⇒結論の構造ではなく、本来は⇒に隠されたプロセスこそ重要である、という場合もあるでしょう。それに気がつかないと、わかったようでいて結局はなにも分からない、という結果になってしまいます。
 
 とは言え、やはりホームページによる各企業の情報提供はすばらしいと思います。私は小学生の頃の自由研究で、手漉き和紙に関する調べものをした経験がありますが、当時は図書館で関連する本を探したり、旅行先で話を聞くのが精一杯でした。現在であれば、このテーマなど、製紙会社のホームページをみればそれこそ消化不良になりほどの情報があふれています。
 特に各企業の環境への取組みについては、大きな項目として扱われていることも多く、情報を集めるのは他のテーマより比較的簡単かも知れません。環境報告書の作成もさることながら、時代を担うこどもたちに向けてこうしたコンテンツを提供していくことは、たいへん意義のあることだと思います。

【官報ウオッチング】
新しい情報はありません。

【行政情報ウオッチング】
新しい情報はありません。

【判例情報ウオッチング】
新しい情報はありません。

ISO14001
◆毎週更新中!「環境法令管理室」に「7月16日から7月22日までに公布された主な環境法令一覧」をアップしました/2007.7.22
◆毎週更新中!「環境法令管理室」に「7月16日から7月22日までに発表された改正予定法令一覧」をアップしました/2007.7.22