硝子戸の中でのひとりごと

日常の中のいろいろを
nyamisenjyuで
お送りします……

タイトルは漱石より拝借☆

ミュシャ展&どぜう鍋

2017-05-21 23:55:49 | 東京
先週の5月13日、14日は、東京への弾丸ツアー。
今回の最大の目的は、東京・国立新美術館へ「ミュシャ展」です。

初日・13日。
まずは、岡本太郎氏の「明日の神話」を見るために渋谷駅へ。
今さら感はありますが、実は見たことなかったんです。
関西にいると、なかなかうまいこと機会が作れないんですよね。


実物、すごかった。
ああいったテーマやイメージの作品って、わりとあるとは思うんですが、いや、すごい。
メッセージって、伝えるための技量が必要なんだって、心から思いました。

改めて、雨の中を移動して、国立新美術館へ。
いよいよ大本命・「ミュシャ展」です。

私がミュシャを知ったのは没後50年展。もはや大昔の学生時代です。
その時、ちらっと存在を紹介されていたのが、チェコ門外不出といわれた「スラヴ叙事詩」全20点でした。

以来、一度、「スラヴ叙事詩」を見にプラハへ行きたいと思いながら機会もなく、
果たして本当に見られるのかどうか……と思っていたところへの日本展です。
情報が入った瞬間から、絶対行く、と心に決めていました。

やはり人気で、到着したらすでに40分待ち。
しかし、意外と少ないな、とは思いました。

念願の「スラヴ叙事詩」は、会場へ入ってすぐ。
作品の規模とモノに対して、展示室が小さすぎる気はしましたが、それはやむなしか。

しかしまあ、表現が稚拙で申し訳ないですが、ミュシャってすごい。
あの人、本当にうまいんだよなあ。
装飾画はよく知られていると思うけど、あの油絵のすごさよ……!
細かい描写、写実性、物語性もだけど、光と影の使い方が何とも言えない。

今回こればっかりですが、本当に、絵画って実物見るべきですよね。

3室目、写真撮影OKになっていた部屋にあった19点目、
「ロシアの農奴制廃止」なんかは、クレムリンの宮殿前へ行きたい!と
心から思ってしまいました。


うーん、もう1回、今度はプラハで見たい。
やっぱり行きたいなあ、チェコ。

しかし、写真撮影OKだと、写真撮ったら次へ行く人が多くて。
おかげさまで人が溜まらないから、ゆったり見られたという。
喜んでいいのか何なのか(笑)

ちなみに、「スラブ叙事詩」以外の作品のほうへ入ると、
いきなり混んでいてびっくりしました。
同行者の妹曰く、「作品が細かいからだろう」と。
まあそんなもんか。

今回の展覧会では、現地読みの「ムハ」という呼び方をしていたのも
印象的でした。
「ミュシャ」はフランス語読みなんですね。
どうしてもそれで覚えちゃってますが。

でもって、物販がすさまじく段取り悪い混みかたしていたのだけが
ちょっと……だったのでした。
大きい美術館なんだから、もうちょっとなんとかならないのかな~。
と言いつつ、戦利品(笑)



さて、この日の。もう一つ目的が、どじょうでした。
お江戸浅草の名物ですが、なかなか食べる機会もなく。
1回食べてみよう!ということで、「駒形どぜう 本店」へ。

けっこう恐る恐るだったのですが、思った以上に美味しかった!
妹と2人で別々の定食を頼み、お鍋も柳川も蒲焼もどぜう汁も
ひと通り食べてみました。
なかなかの分量でしたが(笑)、どの料理もお味がよくて満足でした。


お店自体も風情たっぷり。
板状の机(?)がある座敷も魅力。
下足番さんがおられるお店なんて、あんまり行かないですもんね。
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿