硝子戸の中でのひとりごと

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お送りします……

タイトルは漱石より拝借☆

漱石山房記念館を訪ねて

2017-11-23 19:15:28 | 東京
新宿の漱石山房の跡地に漱石山房記念館ができて2カ月弱。
ようやく足を運ぶことができました。

寒波で12月の寒さという冷え込みの中、
地下鉄早稲田駅からこの「猫」に導かれ……


到着しました!こちらが記念館。
猫の墓などがある漱石公園に面し、胸像が据えられています。
 

記念館の中は、とても現代的。
順路を違えないように、ここでも「猫」が導いてくれます。
……「猫」多いな。やっぱり漱石といえば、なのね。

まず、大きな展示なのは、書斎の再現。
書棚だけではなく、机の周囲にぐるりと積み上げられている
書籍が目を引きます。
この書籍の背表紙は、東北大学の漱石文庫のものを
反映しているようです。流石に本格的。

そして、草稿、葉書や書簡、句が書かれた短冊、初版本。
そんなに混んでいるわけじゃないので、じっくり見られます。

図録が欲しかったのですが、まだできていないそうで、
それは次回に見送って、記念切手他を購入。
……私、記念切手ばっかり買ってる気が。

そして、屋内の併設カフェへ。
漱石も食べていたはずの空也もなかを頼みました。
紙コップも欲しかったけど、流石に持って帰るのはやめました(笑)



のんびり堪能してから、周辺の漱石スポットを散策。
生誕地に、夏目坂。
ちゃんと意識して行ったのは、学生時代以来です。
……生誕地の碑の背景、思いっきり「やよい軒」(笑)
まあね、そんなもんです。
 

そして近くにあるはずの誓閑寺へ。
ちょっと探しました。思いっきり民家の中なんですね。
『硝子戸の中』に出てくる「西閑寺」がここだそう。
梵鐘は当時のものだそうで、漱石が聞いたのはこの鐘の音なんですね。
残念ながら当然、音は聞けませんでしたが。
 


お次は、新宿歴史博物館へ。
初めて行った、というか、初めて知りました、この博物館。
目的は、「漱石と子規 -松山・東京 友情の足跡-」展です。


ここの展示もよかった!!
展示規模はこぢんまりなんだけど、漱石と子規のファンには
ストライクなんじゃないかな。
最後のVTRに、松山の子規記念館の館長さんが出てらして、
そのお話がなかなかグッときました。
TVで有名な俳句の先生も出ておられました。


この日はとりあえずここまでで、宿を取った両国へ。


しか~し!両国はいろいろスポットがあるんですよね。
まずは芥川龍之介。ここで育ったんですね~。
陽が陰ってきて、しかも、どれも碑だけなので、
だいぶキョロキョロ探しました。
  

そしてそして!これを見つけたかったのです。
江東義塾跡!
漱石が中村是公と同居しながら大学予備門時代に通っていたころ、
アルバイトをしていた私塾です。
探し回ってこの説明板のみですが、見つけられてよかった!


というわけで、この日は終了。
おまけは、江東義塾跡の近くの、吉良邸跡。
ま、普通の人はこちらのほうがメインかもですけどね。



翌日に続く……!





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