goo blog サービス終了のお知らせ 

デザイナーの色メガネ

写真付きで日記や趣味を書く

滑り込みセーフ!

2006-08-10 15:17:57 | 日常の中の物語

_286

ハア~ッ、昨日はたいへんだった。

マックG5がやって来たのだ。

新しいプリンターとスキャナーを引き連れて…。

思えばパワーマック8500からG4へと引き

継がれてきた私のもろもろの仕事のデータが、

なんとOS10.5になると、互換性がなくなって

使えないという危機!

1ヶ月ほど前から、あ~でもないこ~でもない

と数社の営業と相談して、やっと、昨日!

繋ぎ役のG5が、台風の雨の中ご到着。

仕事がら、プリンターもA3ノビ(A3よりちょいと

大きい)紙が印刷できなければいけないし、

マックとの相性もあるしで、けっこう周辺を

決めるのも面倒だった。

朝から設置開始、で昼過ぎには完了。

G4を使いながら徐々にG5へ移行していく

つもりだった。

ところが!昨晩、G4が拗ねたのか調子

が悪くなってしまったのだ。

弟が生まれた時の兄貴のような感じ…。

(ゲ~っ、やめてくれ!明日持っていく資料

は前のプリンターで出すというのに!

お願い、拗ねないで~!)

という私の懇願は聞き入れられず、夜だと

いうのに、いつものメンテナンスの技術者

を呼んで、来ていただくことになった。

暑いのに、文句も言わずやってきた彼は、

「えっ!すごいタイミングですねえ。今日、

このタイプのG5は打ち切りになったんですよ!

もう在庫もないしで、移行できなかったところ

がたくさんあってたいへんなんですよ!

それで、G4の価格が上がっているくらいです。

良かったですねえ~」

と開口一番、叫んだ。

なんという滑り込みセーフだったんだ!

彼が3時間にもわたって機嫌をとってくれて

やっとG4が「しょーがねえなあ~、ったく!」

という感じで活動し始めてくれて、やれやれ。

飛び入りの来客まであって、昨日は内も外も

台風の一日でありました~~。


元祖招き猫

2006-08-08 14:27:11 | 日常の中の物語

_255

私の住む街の近くには元祖招き猫の寺がある。

『豪徳寺』という寺で、小田急線にはこの名

の駅もある。

この寺は安政の大獄がもとで暗殺された

井伊直弼の墓があることでも有名。

招き猫の由来がなかなかおもしろい。

彦根藩二代目藩主の井伊直孝がこの地で

鷹狩りを楽しんだ帰り道、門前を通りかかった

ところ、一匹の猫がしきりにオイデオイデを

する。そこで直孝は寺へ入り、休憩をしつつ

和尚と四方山話をしていた。

その時、一天俄にかき曇り!凄まじい雷雨

となった。

直孝は雷雨から守ってくれた福を招く猫が

いる寺として、その後この寺を大切にした…。

当時この寺は弘徳庵という小さな寺だった

そうだが、井伊家の菩提寺として立派な寺

となり、その名も直孝の戒名からとって

『豪徳寺』と改名された。

というまさにあっぱれなるオイデオイデ猫の

お話。

(思うに、この猫は前足で顔のお手入れを

していただけなんだろうね。)

写真の招き猫は我が社の創立八周年の

時に求めたもの。(寺で販売されている)

ここの招き猫は品が良いのが気に入って

いる。大判小判を抱え込んで左手(左前足)

をガッチリ上げたギラギラした招き猫や、

両手(両前足)を高々と上げて「金運招くは

アタリマエ!もろもろの運も呼びまっせ!」

みたいな招き猫はちょっと…飾る気がしな

いんだなあ。

(福は招いていただきたいですけど…)

で、今日は我が家の猫とツーショット。

_273 そして左の写真。

自分の福だけはせっせと

招いて、毎日呑気にこんな

感じで過ごしているクーの寝姿でした。


平和であること

2006-08-06 15:22:00 | 日常の中の物語

     

朝、陽射しが強くなる前に散歩に出た。

暑いせいかここ数日、散歩道で猫を見かけ

ないなあ、と思っていたら…いたいた!

やっぱり早朝ならいた!

このあたりはノラたちが団体でたむろしていて、

朝夕のごはんをあげている年配の女性がいる。

彼女はどこからか自転車でやってきて、袋から

キャットフードを出し、水筒と器をさっさと用意

して手際よく猫たちの食卓をこしらえる。

まわりの住民も鷹揚な人が多いのか、駐車場

や庭で猫たちはの~んびりしている。

ごはんの支度が整うと、大きな猫もこの写真の

ような小さな猫も、争うこともなくそれぞれの

ペースで食べ、水を飲み、食べ終えた猫から

食後の憩いの場所を探しに行く。

今日は8月6日とあって、この猫たちの平和

な風景をしばらく眺めていたいと思った。

『衣食足りて礼節を知る』猫たちだ。

さて、私たち人間はというと…、

そう簡単にはいかない業があるのだろう、

争いごとが絶えた時代はない。

戦争の悲惨さを知らない私が平和を唱える

のは易い。しかし自分のこととして自分の

心中の火種を見ずして唱えているのでは

ないか…と、私はたいてい黙ってしまう。

今日、広島原爆の忌。

現在でもその後遺症の患者は後を絶たない。

なんという暗く、重い日であることか。


謎の大黒さま

2006-08-05 00:03:00 | 日常の中の物語

_215

近くの川辺の蒲(ガマ)の群生。

ガマといえば、大黒様!と浮かぶのは、

どのあたりの年代くらいまでなのだろう。

明らかに今の20代は知らない、いや30代

もアヤシイなあ。

おおきな袋を肩にかけ~♪

大黒さまが来かかると~♪

の後は覚えていないが、因幡の白兎の歌。

随分前に鳥取砂丘へ行った時に『白兎海岸』

(はくとかいがん)を通ったが、彼の地が舞台

の物語。綺麗な海だった。

しかし、あの物語はもとは民話なんだろうか?

思えば不思議な話だ。しかもなにが言いたい

話なんだ?

・兎のように嘘をついてはいけないという戒め。

・大黒様のような優しい大人になりなさいと

 いう教訓。

・嘘をつかれたら、鮫のようにやりかえせ!

 という『目には目を』のハムラビ法典風

 復讐のススメ。

などが考えられるか…。

そもそも大黒天の出自は中国(?)

日本に渡り、ヤマト在住の(というか日本を

造った)大国主神と混同され、またいつのころ

からか七福神の仲間にもなっているという

不思議なお方。

歌にもある大きな袋を左肩に背負い、右手

には打ち手の小槌、米俵の上に座すお姿

は物語の力強くも優しいイメージからは随分

かけ離れて、成金趣味なのがオカシイ。

_246 ともあれ、

ガマの穂綿で

撫でられた

傷だらけの兎は

…というと、

兎はもとの白うさぎ~♪

めでたし、めでたし。

あ~、大人になって思い返しても意味不明の

話だが、あの大きな袋、一体なにが入って

いるんだろう?

ひょっとして大黒様は西欧へ渡り、サンタ

クロースになった…という説もあるかも。


夏空の下

2006-07-31 23:50:00 | 日常の中の物語

_190

やっと梅雨が明けたようだ…。

朝の陽射しが気持ちよい、しかも爽やか。

夏の花紅蜀葵もぐんぐん伸びて、もう少しで

花芽がつきそうだ。

最近、この葉を棲家としているかわいい

蜘蛛がいる。

なぜかてっぺんの葉にいつも憩っている。

もともと巣を張らないタイプの蜘蛛なのか、

「ここでいいや!」という怠け者なのか…。

朝に夕に庭に下りるたびにこの蜘蛛と目が

合うので、「やあ!」と挨拶をしている。

紅蜀葵は虫たちに人気で、真っ赤な花が咲く

と必ずアゲハ蝶がやってくる。

オトシブミも葉をくるくる巻いているし、

蜻蛉もよくやってくる。

たまに定点観察をしていると、活き活きと

した虫の世界に感嘆させられる。

_196 さて、家の中では…、

家猫クーがダレていた。

新聞の束の上に

のしかかって

「ふえ~、夏でんな~~」という面持ち。

この後ろ姿。この尻の広がり具合。

うちでは『ポルシェ・ターボ スタイル』と呼んで

いるが、馬力はない。