梅雨明け
を待って
出そうと
思っていた
『風鈴』。
薄日が射し
た午後、
もう、待ち
きれずに
軒に吊した。
手描き江戸ふうりん。風鈴屋さんがその場
で絵や名前を描いてくれる。
手前が黒い金魚5匹、向こうが赤い金魚
3匹が描いてある。
黒い金魚5匹の風鈴は、なにやら縁起もの
だと言われて買った。
『風水』だったかな?(私はこういう方面に
詳しくないが…)
5匹の黒い金魚と水を部屋に置いておくと、
商売繁盛…だったかなあ、
とにかく現世利益には間違いない。
3年は吊るしているが、たいして効果はない
が、まあそんなものだろう、と思う。
「現世しかない、死んだら終わり」と考えると、
人は現世利益に血まなこになるだろう。
「なんだか別の世界もありそう…」または
「あの世はある!」と考えると、現世利益が
チャチに見えてくるから不思議なものだ。
どう考えてみるかは個人の立場や好みや
モロモロの因果があるだろうが、どちらが
人にとって本当の意味で幸せだろうか。
私は別の世界があってほしいと思っている。
そして、その世界は現世と表裏一体だと
おもしろいなあ、とも思っている。
いや別に、夏だからといって幽霊に会って
涼しくなりたいわけじゃないけれど、現世は
魂の鍛錬場だとしておいた方が私にとって
シアワセだ…ということかな。
別の世界(まあ、あの世ともいえる)にまで
目標があった方が優雅じゃないかなあ。
あ~あ、それにしても…
せっかく吊るした風鈴が、チリとも鳴らない!
極楽のあまり風が吹いてこないかなあ~。