待望の「歌姫」2回目~
本当にできることなら何回でも観に行きたい、素晴らしい舞台。
7月に拝見して、もう感動して感動して…
ぜひとももう一度、そして娘にも見せたかったので、今度は娘と2人で新宿御苑まで。
せっかく御苑まで行くので、その前に新宿3丁目、「テアトル新宿」に寄り道。6日のトークショー付き上映「図鑑に載ってない虫」の前売り券の窓口発売がスタートしていたので。
夕方になってもじりじりと蒸し暑い新宿。歩くのを面倒くさがって文句を言う娘をなだめながら、地下鉄の駅ひとつ分をとぼとぼ歩く。途中でお土産に「追分だんご」で抹茶あんの串団子も購入。
開演少し前、辿り着いたサンモールはお客さんでぎっしり!
7月に観に来た時には、まだまだ全然客席にも余裕あったのに…。いかにこのお芝居の評判がよくて、注目を集めてるのかが手に取るようにわかるような、ものすごい大盛況ぶり。隙間無く並べられた補助椅子と、階段通路を埋め尽くす座布団席。
前回は携帯の電源OFFとか、「演出上の妨げになる」行為のご注意だった前説も、「できるだけたくさんのお客さんに最初から観て頂きたいので、開演が遅れちゃってごめんなさい。」に変わってたほど、客入れにも時間かかってた。
舞台は今日も、本当に素晴らしく!
もちろん2回目なので、この先の展開もラストの結末も痛いほどよく解ってるのに…。
やっぱり、泣けて泣けて泣けて
前回は観終わってから、「ああ、そうだったんだ…。」って思えた冒頭のシーンも、今度は何故そのセリフが存在するに至ったのかが解って来てたので、もう最初から目頭が熱い…。
この秋からドラマにもなるので、こんなとこでストーリーをくどくど書くのはやめておきますけど、本当に最初から最後まで、本当に感動の素敵な舞台
本当に観に来て良かった!素晴らしかった!今日も涙でぐしゃぐしゃになってました。
最後まで口に出せなかった想いを飲み込んで切ない別れの言葉を叫ぶ、鈴ちゃんのぎゅっとスカートを握る白い指。諦めたように伏し目がちに遠くを見つめる、美和子さんの静かな微笑み…
最愛の人に自分の生き方を否定され、命がけで身を正す「クロワッサンの松」の真実の男気。そして、去っていく前にただひとりだけにそっと本心を語る太郎さんの頬を、次から次に伝い落ちる男泣きの涙…
優しくて素敵で善良な登場人物だけで奏でられる、切なく悲しい、でもとっても暖かい舞台。本当に観ている間、シアワセでした。
終演後、ロビーではお揃いのアロハシャツに身を包んだ出演者のみなさんが、お客さんと談笑してたり、お見送りしてくださったり。
ものすごいアットホームな、気さくな距離感の近さにも感動~!
もちろん、たくさんのみなさんと握手していただいたりしてきました。
ぼぼぼさんの力強い熱い手のひら、竹森りささんの細く白い指、西慶子さんのなめらかでやさしい手。そして阿南敦子さんがしてくださった、しっとりとつつみ込むように穏やかな暖かい握手。
もう涙で腫れぼったくなった顔のまま「感動しました~!」ってバカみたいに言ってる私に、みなさん優しく「ありがとうございます。」って言ってくださって。
もう勢い余って、ロビーで入会受付してたファンクラブにまで入会してきちゃいました。しかも複数年契約で…
年末の公演もぜったい観に行こう!と、娘と熱く語りながら食事して帰って来たのでした。