若生のり子=誰でもポエットでアーティスト

文字さえ書ければ、ポエット
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柿の渋抜き

2013-12-19 | Plants
Sさんからたくさんの渋柿を昨年に引き続き送っていただきました。
渋抜きをするために早速焼酎を買ってきて、柿をきれいに洗ってよく拭いてから、ヘタに焼酎を付けてビニール袋に入れ、まんべんなく霧吹きして空気を抜いてきっちり縛り、箱に入れて冷暗所に置きました。
2週間くらいで、甘柿とは違う独特の美味しい甘さになり、食べられるようになります。

私は、果物の中では、一番柿が好きで、柿には目がありません。

Sさんのご実家の青森県のお庭には、大きな渋柿の木があり、毎年600個位も生るそうです。(柿の北限だそうです)
そして、それを収穫して皮をむいて干し柿になさり、ご近所に配られるそうです。
今や都会に住んでシルバーのポルシェ911を乗り回していらっしゃるロマンスグレーの男性が、600個もの渋柿を丁寧に剥いて縄紐に吊るす光景を想像しますと可笑しいような楽しいような、いい気持ちになります。
或る時それを聞き及んで、厚かましくも私の方にも是非是非お裾分けをしてくださいとお願いをしましたら、それを忘れずに、昨年からご面倒にも拘らず、ずっしりと送ってくださるのです。
それも干し柿用に一個一個丁寧に細枝をT字に残し、職人の手仕事のように切れ味のよさそうな剪定バサミで切ってあるのです。それはそれは見事でした。
嬉しい限りです。

待ちきれなくて、ひょっとしたらと思い1週刊目から味見をついついしてしまいます。
もしもまだ渋があるようでしたら、ワンコ達にあげます。
彼らは、渋みを感じないの喜んで食べます。
彼らも、柿は大好きで、わたくしと取り合いになり、3人で瞬く間にたくさんあった柿を平らげてしまいました。
連れ合いに、「僕あまり食べた記憶がないんだけど、3個くらいかな~もうなくなったの」と呆れ顔で言われてしまいました。
飼い主の嗜好に犬も似るのでしょうか。(困った)
こっそりわたくしだけで食べようと思っていますのに。
匂いを嗅ぎつけ、武蔵と聖が「僕たちにも、僕たちにも」と大きな体で迫ってたいへんになります。