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最北のヒスイと復元された縄文人の顔・・・ヒスイとヒトの物語

2018年03月13日 08時22分50秒 | 縄文

北海道の礼文島の船泊遺跡(後期)から出土した人骨のDNAから、ちぢれっ毛で茶色い目をした縄文人の顔を復元したとのニュースを聞いて心が騒いだ。

船泊遺跡の復元された縄文人の顔(毎日新聞WEBニュースより転載)

 

まだ訪れた事はないが、この遺跡こそ最北のヒスイ出土地なのだ。
四千年近く前に、こんな顔立ちの人々がヒスイを身に着けていたという事が解ったのは快挙。

船泊遺跡出土のヒスイ大珠(北海道ライブラリーより転載 http://www.akarenga-h.jp/archives/sort/jomon/)

 

以前から気になっていたのは、出土したヒスイ大珠が青森型のドーナツ形ではなく、関東甲信越を中心地とした細長い鰹節形という事。

東北のヒスイ大珠は、青森県三内丸山遺跡を中心地とした丸いドーナツ形をしており、このタイプは糸魚川でも出土していないので、三内丸山遺跡で加工されたと推測されているのだ。

三内丸山遺跡出土のヒスイ大珠 (IPAより転載 https://www2.edu.ipa.go.jp/)


青森から運ばれたヒスイ大珠ではなく、もしや糸魚川から運ばれた可能性もあるのでは?と海のヒスイロードに想いを馳せる。

 

 

 



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