出版業界が不況と聞いて久しいが、日経小説大賞受賞作「女たちの審判」の著者の紺野夫妻が、はるばる山形から取材に来た。
3作目に「カヌー作りをするアウトドアマン」が登場するらしく、カヌーや野宿の実際をメインに、途中から脱線して縄文とヒスイ、いつの間にか私の生い立ちまで取材されてしまった(笑)
実物を見た人は誰もが驚くが、紺野夫妻も自作の丸木舟「明星丸」の大きさに驚いていた。
現代のカヌーの大きさや重さもチェック・・・下段のカヤックは「海のヒスイロード検証実験航海」に使った「縄文人(見習い)号
紺野さんは法務省キャリアから整体指導者に転身(転落ともいう)した整体協会の先輩で、紺野仲ヱ門という夫婦共著のペンネームを持つ小説家、俳句の宗匠、自給自足生活をする平成の宮沢賢治のような人。
山形の内陸部の人だから糸魚川の海の綺麗さにも驚いておられた。
艇庫のある能生町のシンボル「弁天岩」から糸魚川市街方面の展望
野宿ならこれを!と新潮文庫版ヘミングウエイの「二つの大きな心を持つ川」、カヌー旅ならこれをと、内田正洋さんの「シーカヤック教書」を参考文献に渡した。
整体流に「体を整えるように文章を整える」という紺野先輩の新作、売れてくれればと心から願う。
そう言えば最初の日本海縄文カヌープロジェクトを始めて丸木舟を作ったのは、3.11のすぐ後だった。
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