7/11(土)〜13(月)
餓鬼岳から燕岳へ縦走
立川 6:51発 あずさ71号で、松本経由、
信濃大町 10:48着、タクシー(4,100円)で、
11時半前に、白沢登山口に到着

白沢登山口 車は10台以上駐車していた。
登山口の標高は、990mなので、餓鬼岳まで1,600mアップだ。

枝沢をいくつも渡渉しながら、沢沿いのアップダウンが続き、
なかなか標高をかせげない。
けっこう暑くて、脱水にならないように、水を多めに飲んだ。

魚止の滝

13時すぎ、最終水場 標高1,500m
2h弱で、500mしか登っていない。
タクシーの運転手さんが、「餓鬼小屋やっているかな?」
と、言っていたので、ここで水を4.5リットル背負ったが、
少し登ったところで、上から降りてきた人が、「やっている。冷たいビールもある。」
とのことで、すぐに3リットル捨てた。
最終水場をすぎると、尾根沿いの道になるが、眺望は無い。

ピークらしくない大凪山に15時すぎに到着
ここまでコースタイムで4h
ほぼコースタイムどおりか。
1カ月ぶりの山歩きで、けっこうくたびれてきた。
子バエが煩くてまいる。顔を覆うネットが欲しい。

オオヒョウタンボク だろうか。花が2個で1対になっている。

17時半すぎ、ようやく餓鬼岳小屋に到着
くたびれたので、途中の小さい平坦地で、何度もテントを張ろうと思ったが、
もう少し、もう少しと思っているうちに、平坦な場所の無い急登になり、
そうこうするうちに餓鬼小屋まで来てしまった。
狭いテント場は、5・6張が限度だろうか。
すでに一杯だったので、一段上の稜線に張った。
風が心配だが、このロケーションだ。
テントの向うは、剣ズリ、遠くに燕岳、大天井岳、槍ヶ岳

餓鬼岳まで、小屋から5分ほどだが、明日にしよう。

餓鬼岳の夕焼け

裏銀座方面も一望、烏帽子岳のオベリスクに陽が落ちていった。
7/11
白沢登山口 11:25
最終水場 13:15-13:30
大凪山 15:15-15:20
餓鬼岳小屋 17:40
7/12 4:00起床
昨夜は、風がけっこう強くて、
テントごと飛ばされるのでは、とちょっと心配になった。

裏銀座の朝焼け

餓鬼岳小屋
まずは、餓鬼岳へ

富士山と南アルプス

鹿島槍ヶ岳

針ノ木岳の向うに立山、剣岳

裏銀座

裏銀座

槍ヶ岳と表銀座

唐沢岳へ続く尾根
コースタイムは、餓鬼岳から往復5h
さて、どうしたものか。
昨日の疲れも残っているし、起床が1h遅くなってしまった。
しかし、今度、ここに何時来れるだろうか。
で、ザックを頂上にデポし、サブザックを背負って、唐沢岳へ

少しすすんだところの展望台から唐沢岳
手前の岩峰が餓鬼のコブ

この岩峰のまだ先のようだ。
唐沢岳ピストンから戻ってくる男性が2人いた。

七倉ダムの下の龍神湖だろう。
遠くに妙高山方面

槍ヶ岳、ここまで来ると穂高がよく見える。

遠くに薬師岳

双六岳の左の方に笠ヶ岳の先が出ている。鷲羽岳、野口五郎岳

コマクサの群生地

まだ先と思っていたら、もうピークのようだ。
男性が1人いる。

8時少し前、唐沢岳2632m
せっかくなので撮ってもらった。

立山、剣岳、針ノ木岳が近い。

鹿島槍ヶ岳

藥師岳

鷲羽岳、野口五郎岳

燕岳、大天井岳、常念岳

左のピークが餓鬼岳

10時半、餓鬼岳小屋に戻り、カップラーメンを食べて休憩。
けっこうくたびれたが、予定どおり燕岳へ向かう。
ザレたところは、昨日のテント場

燕岳へ
疲れているので途中で動けなくならないよう、ゆっくり進んだ。

剣ズリ 登山道は稜線の西側を巻いている。

唐沢岳を振り返る。
眺めるとピストンしてよかったと思う。

東沢乗越へ向かう。

餓鬼岳を振り返る。

なかなか激しい稜線を右に行ったり、左に行ったりで進む。

燕山荘が見えるがなかなか近づかないな。

ここを登るのか。
ばててきたな。

岩場の花に癒される。

歩いてきた稜線

ようやく東沢岳 14時半すぎ。餓鬼岳小屋から約3時間半かかった。
コースタイムは2時間半
ここから東沢乗越に250mダウン

15時すぎ東沢乗越
ここから中房温泉へ3時間で降りられる。
さあ、ここから稜線まで500mアップだ。

2500mあたりから雪渓が残っており、
登山道近くの末端で水を補給できた。お腹を壊してもかまわない。ガブガブ飲んだ。
夏道が埋まっているところがあり、キックステップで登った。

ここは夏道が出ている。この上の登山道は雪渓の中で、少し斜度があり、新しい踏み跡も無かったが、
キックステップが効いたので、そのままアイゼンを使わずに上がった。

雪渓の横はお花畑

キヌガサソウ

サンカヨウ

17時すぎ、燕岳の北方の稜線に飛び出した。
11h歩いて、95%消費した感じ。
餓鬼岳からここまで来る間に出会った登山者は、剣ズリの途中で抜かされた男性1人のみ。

餓鬼岳方面
燕山荘まで行くのはあきらめて、
稜線から東に少し下りたところで幕営
棒ラーメンをなんとか食して、ローズヒップティーを飲んで寝た。
7/12
餓鬼岳小屋 5:20
餓鬼岳 5:25-5:35
唐沢岳 7:55-8:15
餓鬼岳 10:25
餓鬼岳小屋 10:30-11:10
東沢岳 14:35
東沢乗越 15:15-15:25
燕岳稜線 17:10
7/13
3:30起床

あまり焼けなかった。

鹿島槍

燕方面

裏銀座

強風の中、燕岳へ

稜線の東側に回るとお花畑が広がっている。
東側は風も無いので、ゆっくり花を楽しんですすんだ。

コバイケイソウは今年は当たり年のようだ。

ハクサンイチゲ

ミヤマキンポウゲ

ミヤマクワガタ

今年は雪どけが早いせいか、花が沢山咲いているが、
ハクサンチドリはまだこれからのようだ。

オオサクラソウ

ムカゴトラノオ

雄の雷鳥クン 一人のようだ。

燕岳

コマクサの群生地

燕岳北方の稜線を振り返る

6時少し前 燕岳 2762m
燕山荘からピストンでやってくる登山者がちらほら。

輝く鷲羽岳の雪渓 ここまで来ると水晶岳が見える。

餓鬼岳方面

風が強い

槍がようやく顔を出した。

大天井岳方面

メガネ岩

槍ヶ岳

燕山荘

燕山荘
人気の燕山荘は登山者が沢山いる。

畦地梅太郎さんです。
さあ、合戦尾根をとっとと降りよう。

8時半前に中房温泉登山口に到着
速攻で温泉に入り、9:40のバスで穂高駅へ
帰りも松本からあずさに乗った。
電車は楽チンだ。
7/13
燕岳稜線 4:50
燕岳 5:50-6:00
燕山荘 6:25
中房温泉登山口 8:20