大変に暖かくなりました。最高気温 22.2℃(隣町アメダス)。
都心では桜が開花したとか。内陸に20キロあまり入ったこのあたりでは、もう少し後になりそう。でも、川べりで1輪だけ、ソメイヨシノの花が開いているのを見ました。
写真はヒメオドリコソウ。シソ科オドリコソウ属の2年草。ヨーロッパ原産で明治中期に渡来したそうですが、今ではすっかりありふれた雑草になりました。道端、あぜ道、土手……どこにでも生えています。
花は地味ですが、丸みを帯びた三角形の葉っぱは、けっこうきれいです。
ところで、この写真を撮ろうとしていると、トラちゃんがすり寄ってきました。
トラちゃんは茶トラの野良猫。この近所の児童公園を根城にしています。見かけると必ずかまってやることにしているのですが、今日は、まったく気づきませんでした。
しゃがんでカメラを構えていると、突然、お尻のあたりをぐいと押してくるのです。こちらは気づいてなくても、トラちゃんの方で気づいて、かまってもらおうと寄ってきたようです。
けっこう何人もから餌をもらっているらしく、トラちゃんはデブ猫。ぐいぐい押されると、体が揺れて写真が撮れません。
「これ撮ってからね」といっても、すぐにはわからないらしく、何度も「かまって! かまって!」と体をすり寄せます。
でも、相手をしないでいると、あきらめて、いつも昼寝をしているサツキの植え込みへ行ってくれました。
写真を撮った後で、あらためてトラちゃんを呼び寄せ、今度はたっぷりと構ってやりました。頭や鼻筋、首などを撫でると涎を垂らして喜ぶのですが、お腹をさわると爪を出して猫パンチを繰り出してくるので、要注意。ま、それほど強くは引っ掻きませんけれど。
トラちゃん、かまってもらえてよかったです^^涎ってすごい!
花は長径5ミリ弱。草の丈は10センチ足らず。花の時期は長いので、草むらを見かけたら、足をとめてみてください。
トラちゃんはとにかく人なつっこいのですが、そのせいか、一時行方不明になってました。
トラちゃんがずっと人間を好きでいてくれるといいですね。誰にもいじめられませんように。