オトコはつらいよ!? ~CNS 坂コーの独り言~

急性・重症患者看護専門看護師である坂コーの手探りなブログです。

非侵襲的経皮ペーシング

2012-06-18 17:37:43 | 循環
昨日の夜勤は慌ただしかった。
高度の除脈。脈が伸びる伸びる。アトロピン打っても改善しない。
そんな心電図を見ていたらこっちの心臓が止まっちゃいそう(笑)

急変の際まずやることは人と物を集めること。
ひとりぼっちじゃ戦えない。
昨日は遠くから急変の雰囲気が漂ってきたので、受け持ち患者を他のスタッフにお願いして参戦しました。

明らかにペースメーカーの適応っぽいからテンポラリー(リードを静脈から挿入し、カテ先を右室心尖部に留置する体外式のペーシングカテーテル)を挿入しにいかなきゃまずそう。
でもその前にまずは経皮ペーシングですね。
そんなに使う回数が多いわけでもなく、自分で使ったこともない。
今回は先輩方がたくさんいたので無問題だったけど、この機会にこそっと勉強させていただきます♪


経皮的ペーシング(TCP;Transcutaneous pacing)は、胸部の表皮に電極を貼って、電気刺激を送り、心臓の脈を作りだします。
具体的にウチにあるハートスタートXLくんの使い方を取説みながら整理したいと思います。

まずはこの機器の概要から。


TCPをするためには
除細動パッド(電極)、モニタリング電極を患者に貼り、パッド電極をパッドアダプタケーブルに繋ぎます。

左のエネルギー選択ノブをマニュアルモードに合わせます。
右のペーシング操作用コントローラーのペースメーカキーを押すとペーシング機能が起動されて緑のLEDが点灯し画面にこのようなダイアログ・ボックスが表示されます。
設定出来るのはモード(デマンド(脈拍が設定以下のときにだけ刺激する)or固定)、レート、出力の3つです。

開始を押すとペーシングがスタートします!

昨日は上手く経皮ペーシングでペーシングが出来たので、とりあえずテンポラリー入れて何とか落ち着いたけど不整脈ってやっぱりこわい。
座学も大事だけどシミュレーション学習は実践で不可欠!

大変だったけど、とても勉強になった夜勤でしたm(_ _)m♪
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