オトコはつらいよ!? ~CNS 坂コーの独り言~

急性・重症患者看護専門看護師である坂コーの手探りなブログです。

このブログについて

はじめまして。 都内某大学病院ICUで働く専門看護師の坂コーです♪ 心にうつりゆく医療や看護に関する事をそこはかとなく書いていくブログです。 2019年4月からこちらにお引越し↓↓↓↓↓↓

夜勤前の過ごし方

2018-09-30 00:01:33 | ひとりごと
最近、1年目のスタッフに
「夜勤が辛くて…。夜勤前ってどんな感じで過ごしてますか?」
と聞かれました。

30歳を超えた頃から夜勤明けが少しキツくなった気がしますが、
20代の頃は、夜勤明けでバイクで富士山まで行ったりとすごく元気でした。

参考になるかはわかりませんが、最近の私のパターンをまとめてみました。

7:00-起床
7:30-こどもを保育園に送迎
8:00-近所の24時間やっているジムで5km走る(iPadで海外ドラマをみる-最近はプリズンブレイク。)
9:30-14:00
 -スタディーサプリ(今はまだ高1 スタンダードレベル英語<文法・読解編>)
  
 -洗濯
 -勉強会の準備(PADIS2018読んでます...。終わらない...、焦る。。。)
 -お仕事関連(チーム、執筆、お勉強、etc...)
14:30-お昼寝
16:30-起床
 -洗い物
 -洗濯物たたむ
17:20-家を出る(雨だと10分早く出る)
18:00-ICUにつく
18:30-勤務開始

夜勤中は忙しさに応じて仮眠1-2hくらい

9:00-勤務終了


このパターンが一番今しっくりきています。

勉強会の前とかで切羽詰まっててお昼寝ができなかったりすると、夜勤中が少しつらくなります。
朝起きないで昼まで寝ていると、夜勤の仮眠の時に眠れなくなって、それはそれできついです。
自分にあったパターンを知っているのは強みですね。


夏に人生最高体重を更新してしまったので、ここ2ヶ月は食事と運動を少し意識して5kg痩せました。
だいぶ疲れにくくなってきた感じがします。
年内に、あと3kg痩せようと思っております。

だいぶ、個人的な内容になってしまいましたが、
日本看護協会も
夜勤中の仮眠のすすめ ~夜勤とうまくつきあうために
という資料を作っているので、自分に合ったパターンを見つける参考にしてみるのもいいんじゃないでしょうか。

オススメの方法があったら教えてくださいね☆

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ICUのベットサイドの写真(患者さんの家族にとっては??)

2018-09-23 03:33:41 | 看護
ICUで長期になった重症患者さんの家族が、時折写真を持ってくることってありませんか?

以前、ブログでもICUのベットサイドの写真について紹介しました。

前回は、“看護師にとっての”ベッドサイドの写真の意味”について考えました。

今回は、 “患者さんの家族にとってのベッドサイドの写真”について論文としてまとめました。
8名のご家族に協力してもらって、ベッドサイドの写真に関する具体的なエピソードについて自由に語ってもらいました。

さて、どんなことを語って、どんな意味があったのか??
気になったら見てみてくださいね♪

今回の分析方法の修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチがとてもわかりやすくまとまっている本なのでオススメです。


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ICUからの早期リハビリテーション

2018-09-16 09:48:15 | 看護
もう2ヶ月も前になりますが、東京で行われた第14回クリティカルケア看護学術集会で発表をさせていただきました。

テーマは
ICUにおいて24時間以上人工呼吸器管理を受けた患者のリハビリテーションに関する実態調査
です。

今回の平成30年度の診療報酬改定で早期離床・リハビリテーション加算が新たに新設されました。



どのくらいの施設が、この加算を取っているんでしょうか?
うちの施設はまだ取っていません。

医師や看護師は基準を満たしているんですが、PT、OTのリハビリテーション科との調整やプロトコールの作成などが課題となっています。

一応、集中治療医学会からは
集中治療における早期リハビリテーション ~根拠に基づくエキスパートコンセンサス~

というのが出ているわけですが…。


今回の実態調査では、
2016年1年分のリハビリに関する記事を電カルで全てチェックしました。
対象は24時間以上人工呼吸器管理を受けた患者です。

もっとできていると思ったのですが、後ろ向きに記録を見てみると意外とリハビリとして患者に介入できていない現状がわかりました。
しかし一方で、ベットサイドにいる看護師は清拭のときだったり、歯を磨くときだったり、テレビを見るときだったり、家族と面会するときだったり、、、
日常生活動作のタイミングを活かして、関わりの中で患者さんの力を引き出している記事がよく見られました。
後ろ向き調査でこれだけ書いてあるのならば、普段からやれてるんじゃないかなって思います。

理学療法士が来たときだけ、
「さぁ座位をとりましょうねー」
ってやるんじゃなくて、
呼吸器をつけていても、座位をとってもらって、鏡を見てもらいながら本人が歯を磨く。
そんな日々の看護の中に、リハビリテーションの要素は溢れているわけで、
それを意図的にできればいいのになぁ、、、ということが見えてきました。

どちらにしても、それでは担当の看護師に任されるところが大きいので、プロトコールは必要だとは思います。

まぁ、加算がついたからには介入が変わるわけですが、
それによってどの程度アウトカムが変わるか、が問われますよね。
注目していきたいと思います。

ICUの離床についてとても読みやすい本なのでオススメです。


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JSEPTICセミナー<PICS: 集中治療後症候群>

2018-09-09 23:34:56 | 倫理
先週末はJSEPTICのPICSセミナーにICUの同僚2名と参加して来ました。


PICSは2010年のSCCM (Society of Critical Care Medicine)における集中治療と、退室後のケアに関わる専門家による会議で命名されました。

重症疾患後の患者に退院後も持続する、身体機能、認知機能、メンタルヘルスにおける新規または悪化した障害と定義されています。



医療の進歩とともに28日生存率や90日生存率が向上してきてよかったんです。
でも、1年後、3年後の生存率はどーだろう?
QOLはどーだろう?
ということに、あまり注目されてこなかったんですね。
それで、長期にを追って調べてみると、全然HAPPYになっていない現状が見えて来ました。

そこでPICSという概念が登場したわけですね。

今回の参加者は6割が看護師だったようです。
それだけ、PICSに対する看護師の関心が高いわけですね。
そりゃ、命がけで生還した患者さんの先に待ってるものがHAPPYじゃないのは辛いですもんね。

今回、特に印象に残ったのはICU follow up外来です。
退院してからもきちんと患者さんをフォローアップする、とても素晴らしいなぁと思いました。
退院してからも、
・2ヶ月は筋力低下から歩けなかった
・夜中に徘徊したり睡眠のリズムがおかしかったり
・嚥下障害から肺炎になったり…
色々な事例を提示してもらいながら、食事指導や嚥下リハ、眠剤の調整など、命がけで生還した患者さんが生活に戻っていくのに、ICUが関わっていけるのは素晴らしい!!

私の現状では、ICUを退室した後の病棟訪問ですらままなりませんが、PICSを啓蒙するリーフレットなどをうまく活用して、行動に起こしていこうと思います。

患者さんと家族のゴールは生存じゃなくて、可能な限りHAPPYな生活に戻ること。
我々もそのゴールに向けて、一緒にできることがたくさんなるなぁと感じた一日でした。

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