釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

昭和11年2月26日

2013年02月26日 23時02分36秒 | 西麻布の昔話(西麻布の夕日)
今日は2.26事件から78年目に当たります。

陸軍の青年将校たちが「昭和維新」を旗印に決起し、東京の中枢部を四日間に渡って占拠したクーデター事件です。

将校たちには、歩兵第一聯隊、歩兵第三聯隊、近衛第三聯隊の下士官1400名が行動を共にしました。

当時、歩兵第一聯隊は、今の東京ミッドタウン(旧・防衛庁)、近衛第三聯隊は赤坂サカス・TBSの敷地にありました。

そして、今の国立新美術館、米軍赤坂プレスセンター、都立青山公園の敷地にあったのが歩兵第三聯隊です。

先週の月曜日に、日本経済新聞の記者の方が、うちの父にいろいろと昔の西麻布について取材されました。

その記事が、土曜日の「日本経済新聞」の夕刊12面「文学周遊」に、名前入りで掲載されました。



田宮虎彦の「絵本」という作品は戦前の西麻布を舞台にしているそうです。

当時の三聯隊の様子が出てくるそうで、記者さんは、そのあたりの話を父に取材していました。

代々木の練兵場に行く兵士が家の前を行き来していた話や、軍靴が聞こえる話、

その中で、2.26事件にも話が及びました。

「朝、オヤジと火鉢にあたっていると、ドスーン・ドスーンという音が聞こえてきたんですよ。おやじと何の音だろうっていったのを覚えています。それが2.26事件だとわかったのは後年のことですけど。」
と話していた。

当時、父は9歳。

それから78年の時が過ぎたということです。
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