釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

なぜ「ひこにゃん」は猫なのか・・・その答えは世田谷にある

2013年05月27日 21時59分25秒 | 寺社仏閣
二日続けてご当地キャラの話題です。

でもブログカテゴリーが「社寺仏閣」なんです。

さて、「ひこにゃん」がなぜ猫か・・・その答えは簡単、ひこにゃんのHPのプロフィールに書いてありますので引用してみますね。

彦根藩二代藩主である井伊直孝公をお寺の門前で手招きして雷雨から救ったと伝えられる"招き猫”と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時代の軍団編成の一種で、あらゆる武具を朱塗りにした部隊編成のこと)の兜(かぶと)を合体させて生まれたキャラクター。
愛称の「ひこにゃん」は、全国よりお寄せいただいた1167点のなかから決定。また、巷ではひそかに「モチ」という愛称も……。
(ひこにゃん公式サイトより)

そうなんです。

「ひこにゃん」は招き猫なんです。

さて、公式サイトにはお寺の門前で手招きしたと書いてありますが、そのお寺はどこかご存知ですか。

そう、小田急線の駅名にもなっている豪徳寺なのです。



豪徳寺は曹洞宗のお寺で、彦根藩二代藩主井伊直孝が猫によって難を逃れた縁で、その後井伊家の菩提寺になった寺です。

招き猫発祥の地の説はいくつかありますが、ここ豪徳寺もその一つなのです。



豪徳寺では「招福猫児(まねぎねこ)」といい、「招猫殿」に招猫観音(招き猫はその眷属・けんぞく)を祀っています。

招猫殿の横には、願が成就したお礼の招き猫がたくさん奉納されています。(画像は、寺務所で販売しているいろいろな大きさの招き猫)

ちなみに、ここの招き猫は右手を上げ、小判は持っていません。

これには、井伊家の菩提寺であったことが理由としてあげられています。(出典不詳)



これが猫のいた山門。

豪徳寺には、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の墓もあります。

そのときは、雪・・・・・猫は炬燵で丸くなって殿様に危機を教えることができなかったのかもしれませんね。

ご当地キャラにもいろいろな謂れがあって面白いものです。
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