釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

都会の野菜

2006年05月10日 04時50分11秒 | お散歩日記/東京地名の話
散歩には最高の季節です。
連休中には足立区大師前→足立区青井、茨城県古河、江戸川区篠崎→小岩の三ヶ所を歩きました。

各地の様子は追って書くとして、今回印象に残ったのは都会の農業。
23区内でも歩いているとまだまだ畑を見かけることがあります。
田んぼは見たことないですが・・・・・。

そういえば、古河に行くときに利根川や渡良瀬川を渡るのですが、車窓から見た田んぼは田植えが終わったばかり、久しぶりに水を張ってきらきら光る田んぼを見ました。
いかにも五月という風景で感動しちゃいました。

さて、話は戻って都会の農業。
今回訪ねたところでは、江戸川区は畑がたくさんありました。



まずは小松菜畑。
小松菜の名前の起こりは江戸川区の小松川、東京が誇れる野菜で数年前までは全国の生産量第一位、今でも僅差で第二位を占めています。江戸川区が都の約4割の生産をしているそうです。
小松菜は白菜などと同じアブラナ科、菜の花のような黄色い花が咲きます。



この花はなんだかわかりますか?
絹さやの花です。よく見ると絹さやがなっているのがわかります。
しかし可憐な花ですね。
花を見てもわかるようにマメ科の植物、スイートピーにそっくりですね。



これはご存知ねぎ坊主。
足立区の千住青果市場には全国のブランドねぎが今でも集まるそうです。
千住ねぎも江戸野菜の一大ブランドだったそうで、その関係で今でもねぎは千住に集まるようです。
ほかにも江戸伝統野菜のブランドには、有名な練馬大根、谷中生姜、亀戸大根、滝野川牛蒡、滝野川人参、金町小蕪、本田(葛飾)瓜、馬込半白胡瓜、砂村(砂町)葱、砂村丸茄子、内藤(新宿)南瓜、馬込太夫三寸人参、新宿(にいじゅく・葛飾)葱、三河島菜、成子(新宿)瓜、駒込茄子、居木橋(大崎)南瓜、目黒筍、葛西蓮根、品川蕪、早稲田茗荷、大蔵(世田谷)大根など、たくさんあります。
そのほかにも、独活や里芋も江戸の代表的な野菜です。

今でも、独活や小松菜は相当の生産量がありますし、ほうれん草、キャベツやブロッコリーなども多く生産されているようです。



この画像は去年の九月に練馬の石神井で見つけたキャベツ畑です。
ほかにも世田谷ではブドウ畑も見ました。



まだまだ東京の農業は健在です。


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