初めてブログなるものを…

つれづれなるままに、始めてみます。

残虐記

2007-10-02 23:26:50 | 読書記録
桐野夏生著。

この人の本、容赦なくて救いようがなくて。
読後感がしんどいので、やめよう、やめようと思いつつ、つい手にとってしまう。

救われるところがない。
仕事帰りの電車の中で読むと、さらにどよよ~んとなってしまう。
なのに、なぜ?

この本も酷い。

人間と人間のつながりってこうも複雑であるのか?

能天気で平和な毎日を送っている私にとって、読書とは、確かに複雑な世の中を見るという一面もあり、こういう棘を持つものに接している必要があるのかもしれない。
辛いながらも一気に読んだ。

でも。
次は、ラクな本が読みたいな。

正義の味方

2007-10-02 07:09:14 | 日々の暮らし
朝、通勤の2本目の電車は、始発から乗る。
その後30分乗るので、軟弱な私は1本待って、座っていくことにしている。
彼も、大体その電車。若いくせに、やっぱり1本待って行くことにしているらしく、一番前の列に二人で並んでいることが多い。

その彼。
連結の横に座るや否や、寝る。
車両移動する人が、ドアを開けっぱなしにすると、必ず閉める。
隣の隣の人でも、ヘッドフォンの音がうるさいと注意をする。
…って感じで、ちょい目立つ通勤電車の「トモ」だったのだが。

昨日の朝。
いつものように並んで。前の電車の列が電車に乗り込むと、次の電車の列が平行移動。しようとすると…。なぜか、私の行くべき場所に、横から若目の女性が。
荷物も多いし、しょうがないなぁ~と思っていると。
「僕の隣はこの人(=わたし)だったはず。あなたは、どこから来たんです?」とその彼が。
「あっ、すみません」とその女性は逃げるように去る。
元の位置に戻った私は、「どうもありがとうございます」と会釈すると「言わせてもらいました」と毅然とした態度。

いや、正義の味方です。
今の時代、貴重だよね。
今朝も会うかな?ちょっと、照れくさいが、彼の動向から目が離せなくなりそう。