社民党 京都府連合 野崎靖仁 副主席語録
社会民主党 中央規律委員 野崎靖仁、55歳。
日々の思いを綴ります。
 



NPO法人京都自由大学の主催で行われた、
ラビア・カーディルさん(世界ウイグル会議議長)の講演会に行きました。

場所は京都駅近くのキャンパスプラザ京都。



ラビア・カーディルさんは、在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」の議長。

中国の新疆ウイグル自治区の出身で、実業家として成功しました。
新疆商工会議所副議長、新疆ウイグル自治区人民代表大会代表、
中国人民政治協商会議委員などを務めるも、
中国政府のウイグル政策を批判して役職を解任されます。

そして国家機密漏洩の廉で逮捕、投獄。
6年間の獄中生活の後、釈放され、米国へ亡命しました。

くわしくは『ウイグルの母 ラビア・カーディル自伝』
(ランダムハウス講談社)
をお読みください。



会場で販売していたので、さっそく買っちゃいました。

ちなみに、中国はラビア・カーディルさんをこう紹介しています。

<「世界ウイグル会議」とラビア・カーディル>
(「人民網日本語版」2009年7月8日)
http://j.peopledaily.com.cn/94475/6696126.html

ラビア・カーディルさんは「第2のダライ」だそうです。



さて、会場には約100人の聴衆が集まりました。

ラビア・カーディルさんと夫のシディックさんが壇上に並んで座っています。

最初の30分は、新疆ウイグル自治区の現状についての話です。

新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)の現状については、
日本ウイグル協会のサイトにわかりやすいチラシがアップされているので、
そちらを参考にしてください。

<日本ウイグル協会とは>
(日本ウイグル協会サイト)
http://uyghur-j.org/about.html

次にFAQ(よくある質問)への一問一答という形で、
「なぜ投獄されたのか」についての話がありました。

最後に、会場から事前に書面で寄せられた質問への回答です。

ラビア・カーディルさんはウイグル語で話をされていたのですが、
偶然ですが「期待を込めて」と聞こえる箇所がありました。
ウイグル語で何とおっしゃているかはわかりませんが。

講演会終了後、ラビア・カーディルさんのサイン会がありました。

会場での写真撮影は禁止だったのですが、
一緒に写真を撮らせていただきました。



チベット問題の記事にも書きましたが、
中国は胡耀邦総書記を見習って、抑圧的な民族政策を反省すべきです。

胡耀邦総書記の時代に、
「新疆6カ条」と呼ばれる寛大な政策が導入されたそうです。

<【私はこうみる ウイグル暴動】 民族矛盾、現体制での解決望めず>
(MSN産経ニュース 2009.7.13 00:28)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090713/chn0907130032001-n1.htm

中国の知識人も民族政策の過ちを認めるよう声明を出しています。

<中国政府は民族政策の過ち認めよ 学者ら異例の声明>
(2009/07/14 16:40 【共同通信】)
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009071401000522.html

胡耀邦総書記の失脚と死が残念でなりません。

學運(1)(89/4/15~89/5/3ATV/TVB)_FILE023aA-02


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