北方謙三の『ブラディ・ドール』シリーズ(全10作)。
ハードボイルド。男の美学が満載です。
勢いで全部買って読んでしまいました。
大人のライトノベル。ハードボイルド版『涼宮ハルヒの憂鬱』でしょうか。
作中の世界観に浸ることができれば、この上なく楽しい小説です。
入り込めないと、「ネタの宝庫」「ツッコミどころ満載」なのですが。
インターネットで調べてみると、
ファンの中に「腐女子」と自称する方が多いようです。
ちなみに、「腐女子」とは「婦女子」をもじった言葉で、
小説・マンガ・アニメなどの登場人物(男性)同士が
「恋愛していたら」という妄想で楽しむ同人女性のことだそうです。
私は、登場人物が語る葉巻や酒の薀蓄を楽しむ方ですから、
登場人物同士(しかも男性同士)の恋愛関係を妄想することはありません。
「そういう楽しみ方もあるのか」という思いです。
もちろん、「腐女子」の方々も、『ブラディ・ドール』という
「小説自体のファン」であることは大前提なのでしょう。
「藤木と下村が素手でガチンコ勝負すれば、どちらが勝つか」という想像と、
あまり変わらないのかもしれません。
今度は『野崎シリーズ』を読んでみましょうか。
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