ねえ、すばる。
こんな日が。
スポーツ新聞の芸能欄に。
あなたの、単独のお仕事の記事を。
しかも。
歌うお仕事じゃなくて、演技のお仕事のお話を
知る日が来るなんて。
私には予想だに出来なかった。
長かった髪を短髪にして。
(30センチ切った・・・って普通に聞いたら女優さんだよ)
あれほど。
敢えて遠ざけてきた種類のお仕事を。
あなたは。
どんな気持ちで受ける気になったんだろう。
今回の会報のあなたの近況に書いてあった「いいモンモン」がこれのこと?
ずっと。
分かってほしくて。
でも自分では気付けなかったことに気付いて、変われて。
あなたに起きた変化は。
きっと、ここからいろんなものを引き寄せてくる。
良いことばかりじゃない。
あなたを傷つけるものだって、中には潜んでるかもしれない。
吐きそうなくらい、震えるくらい、
いろんなことを心配してる私を。
「アホやな・・・」って笑うかしら。
「もう、俺のこと、いくつや思うてんねん、とっくに30超えた男やぞ」
あなたが。
あなたであるからこそ、生きる「人間」がそこに描かれますように。
「渋谷すばる」であるからこそ成り立つものでありますように。
でなければ。
そこに、あなたが挑んでいく意味が分からない。
スクリーンの中。
歌っているのは、あなたであって、あなたではない。
でも確かに「渋谷すばる」が存在してる、
そんな映画になりますように。
いつも。
私はあなたに。
「演技」のお仕事はいらない、って思ってきた。
「歌う」ことが、すでに「演じている」あなただったから。
うまく言えないけど。
「歌」の物語を。
聞き込んで聞き込んで、湧き上がる感情のまま表現することは。
そのまま「歌」を「演じて」いるのと同じだと思っていたから。
そこに見え隠れする、
あるいは隠れもしない、
ありのままの姿の「渋谷すばる」を感じるのが、
好きだったから。
ねえ、すばる。
私はいま。
あなたを、ぎゅうううううって抱きしめに飛んでいきたい。
「子供ちゃうねんから、いらん心配すんな」って。
「黙って見とけ」って怒られて、
この手を撥ねられたとしても。
忘れないで。
私は、一歩踏み出したあなたを、
周りに応えようとしてるあなたを、
いつでも、どこからでも、どんな時にでも応援してる。
少しでも。
わずかでも。
あなたの力に、なりたい。
愛してる。