シェーン・ママ

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「薬に関するネット情報はうのみにするなかれ!」

2009-09-01 15:14:57 | 薬剤師・エリザベートからの手紙
 お久しぶりでございます。
お変わりなくお過ごしのことと思います。

先日職場の同僚とボーリングに行き、ゲーム表を出す折、
1. キャサリン(先輩マダム薬剤師)
2. ゴンザレス(薬局長)
3. エリザベート(わし)
4. ノリータ(仮名・事務員)
と名前を記入し、デジタル画面を見たら
エリザベスになっている!!
もちろんエリザべートに訂正してもらいました。

ちまたではのりピーのことが
話題になっています。
元に戻るのに使用期間の三倍を要するらしく
下手すりゃ10年選手だと廃人です。

賢明なシェーンママの皆様にその心配は
ありませんが、安易に他人からもらった
薬は服用しないのがベストです。

 さて、この約一年間の業務で
気づいた点について
今回はちょっと触れたいと思います。

インターネットが普及し、医療機器を調べるのはもちろん、
服用、あるいは使用する薬についての
情報も簡単に入手できるようになりました。

それはそれで素晴らしい事ですが、
ネットの誤った、または根拠のない情報を
うのみにしている方も多く見受けられる気がします。

一例は私の友人。

突然ヘルプメールが来ました。
要はやけどの治療で使った薬(ステロイド剤)を
使ったら顔、手足に湿疹が広がったというケース。

近所の内科で処方されたものをとりあえず
使っていたらしいのですが、
やけどの患部が良くなる一方、
顔中に湿疹ができ、赤く炎症が起き、
かゆみもあるので皮膚科を受診したとのこと。

そこで新たにステロイドを含む軟膏を処方され、
友人はネットで調べたわけです。
どんなサイトかは教えてもらえませんでしたが、
ステロイドを使ってこんなにひどくなったとか、
怖い薬だとかとにかくネガティブなことばかり
書き込まれているのを読み、
自己判断で適当に使用してしまったのです。

むやみに副作用ばかりが言われますが、
ステロイドの外用薬は使うべき時にきちんと使えば
症状はかなり改善するのです。

使ったり、使わなかったりということを
やっているとリバウンドで治るものも治らない。
なのに友人はネガティブ情報に振り回されてしまい、
結果的に悪化したため大学病院にまで行くほど悩み、
ヘルプメールが来たのです。

 ドクターも人間ですから、
最善の治療、処方をしても患者がそれを信頼せず、
自己判断で症状を悪化させるというのは、
苦言を呈する理由になります。

すると自分の行動を否定された患者は
別の医療機関へGO!という
悪循環につながってしまうのです。

この友人は病気と向き合うことを決め、
よく話し合えるドクターを見つけ、現在通院中です。
症状が良くならないので焦るとはいえ、
もっと早くに適切に治療を受け、
コンプライアンス良好であったなら・・・という一例です。

二例目はまた次回いたしますわ。
ごきげんよう。

           エリザべート


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