劉さんと文化大革命

劉さんといっても、ノーベル賞をもらった劉さんではありません。
明るく、朗らかな劉さんは中華人民共和国の人なのに、三人の男の子のお母さんでした。




中国では、普通の人で二人以上の子どもがいることはあり得ないそうです。
でも、留学生だった劉さんのような方は例外が認められるそうです。




今は中国本国の大学で日本語の講師をしている劉さん。
両親が南京で医師をしていたそうで、お母さんは劉さんがお腹にいる時、三角帽子をかぶされて町を引き回されたそう。




劉さんと文化大革命。
くったくなく笑う劉さんの笑顔に、中国の現代史を思ったのでした。




時代は進み劉さんのような人が増え、雪解け水は大きな本流となっていくのだと思うのです。