●道とサッポロビールが「食」や「観光」などの北海道ブランドを本州に売り込む目的で、連携協定を結んだとのこと。14日、社長が道庁を訪問。高橋知事と協定書に調印した。協定は、サッポロビールの持ち株会社となっているサッポロホールディングスを含む三者協定とのこと。
●報道によると、今後、「北海道の活性化に向け、連携・協力しながら協働事業に取り組む」ことで合意し、
(1)食のブランド創出
(2)観光振興
(3)環境保全-などで協力することになっているようだ。
●具体的には、サッポロビールでは「ふるさとのために何ができるだろう☆北海道はサッポロビール」を、企業活動のスローガンに設定して、道民投票で選んだ道産食材を2万人に贈る「北海道で日本よ、もっとうまくなれ」キャンペーンを実施するらしい。
●道側は、同社の流通ネットワークを活用して北海道の「食」と「観光」のブランドを本州に売り込みたい考え。
●道は、昨年12月に伊藤忠商事と食や観光を中心とした産業連携を目的に1年間の協定を結んでいるが、今回は契約期間を3年としているらしい。今回は、サッポロビールだけではなく、サッポロビールホールディングスも提携に参加しているので、他の系列会社も実質的に参加すると思われる。かつては、居酒屋にいけば、「サッポロ」、家でも「サッポロ」という感じだったが、最近は様々な種類のビール類が発売されていて、昔ほどのこだわりはなくなってしまったけど、確かに、北海道が発祥のサッポロビールと提携することは意義深いと思う。しかし、地域間競争が厳しくなり、めまぐるしく動く昨今では、結局、1業界の1企業と連携することになるのだから、「北海道ブランド」を最大限売り込む成果主義で取り組んでほしいね。
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