日野土地家屋調査士・行政書士事務所のブログです。最近は更新滞りがちだけど、もう1年半以上も続いてます!これで良いのだ♪

宮城県石巻市で土地家屋調査士・行政書士事務所を開業してる好事家オヤジです。ただコメント不可に設定してますので悪しからず…

士業

2012年04月17日 | 仕事・パソコン
人口1億2千8百万人の日本に弁護士会員数既に3万人以上、行政書士会員数4万2千人、司法書士会員数1万9千人、土地家屋調査士会員数1万8千人等…おおよそこれだけの数がいるみたいです。私が開業するとき、何の根拠での数値かは知らないけど、漠然と司法書士や土地家屋調査士は7千人~1万人に1人くらいが理想と言われてたような記憶がある。当時と比較して現在も会員数は横ばい状態で、極端な増減は無いような感じを受けています。いま一時的に震災で忙しいものの、むしろ需要は減っているのが現状です。

ところで前記の数字を見て、弁護士と行政書士の会員数の多さには少々驚いています。人口3000~4000人に1人の割合かぁ。それだけいれば供給は十分だけど、だったら需要とのバランスは…どうなんだろう?弁護士さんの数もいつの間にか一気に倍増したよなぁ~って気がします。
実際の会員の内情を言うと、先日宮城県行政書士会の会報が送られてきたけど、宮城県内で年計報告書を提出した方の7~8割以上が行政書士一本じゃかなり厳しい数字の報酬額でした。残念な数字だけど、これが現実なんですね。肩書き名誉職とするなら別だけど、けっこう希望に夢をふくらませて開業するものの、数ヶ月~数年で廃業する人たちも多いんじゃないのかなぁ?私の開業したときもそうだったけど、開業したからって即事務所に客が訪問するものではありません。来るのはセールスと怪しい甘言の電話ばかりです。
昔の「代書人」ってイメージがまだあるけど、自分の得意分野をしっかりと身につけアピールして、「その分野のスペシャリスト」とならなきゃダメだろうな~って思う。とは言ってもね、他の法令によって制限されてるものは行政書士は業務を行う事はできません。我々の土地家屋調査士業務はもちろん、弁護士業務・司法書士業務・税理士業務…法律によって業務には制限があるんだから職域には気をつけて欲しいですね。

私も一時、行政書士分野で得意分野を作ろうか!と思ったこともあったけど、結局はいまだに土地家屋調査士業務に関連した土地・相続関係の業務に少しだけ手を染めてる程度。なかなか今の業務とは関連性の無い他分野へ進む研鑽意欲も残念ながら薄くなってます。行政書士は街の法律家とアピールされてるけど、いささか疑問に感じることもある。行政書士も登録して28年以上になるけど、行政書士ができると言われる業務の数が多すぎ、また行政書士と法律行為のことを考えるといまだにその専門性というのが分からないでいるのだ。


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