行雲流水~季節の花とともに

自然や草花を通して感動を伝えたい~リーフのブログです。

シシンランとオニコナスビの咲く環境

2011年08月14日 | 
シシンランはラン科ではなくて、イワタバコ科の小低木です。
樹幹に着生し、今の時期に薄紅を帯びた美しい花を咲かせます。(望遠)
   

本来、深い森の中で樹幹に発達する苔の中で根を伸ばし着生するもので、
湿った環境を必要とするのでしょうが、ここは少し乾いているようにも感じました。
西日本では希少な植物のようで、このままいつまでも踏ん張っていてほしいものです。
   
             (8月13日)


オニコナスビは九州中北部にまれに見られるサクラソウ科の多年草です。
山の中の水気の多い環境を好むのでしょう。茎は水を求めて地を這っていました。
   

黄色とオレンジ色のひときわ鮮やかな花は、山の中に咲くことが不思議なくらいに思えます。
こちらもいつまでもここで見れるよう、大事に見守りたい花です。
     
              (7月29日)


植物の生育できる環境を守ること、それが私たち人間の環境を守ることに繋がるのではないでしょうか!


コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ノリ)
2011-08-15 22:13:21
人知れず咲く花、力強さと清楚感を感じます。
いつまでも守り続けたい環境ですね。
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保護の難しさ (nonno.nonna)
2011-08-16 10:37:58
珍しいお花を見せていただきました。
その土地・環境にしか育たない植物に出会うとうれしい半分、この環境が続いていけるのかと心配!!保護の仕方は色々で、良く似た環境を作って保護しても上手くいかない例が…
そっとしておくのが秘策かな。
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>ノリさんへ (リーフ)
2011-08-16 16:03:23
ノリさん、コメントありがとうございます。

>いつまでも守り続けたい環境ですね。
そうですよね。
人工物に囲まれたほんの狭いこの森だけが
シシンランの生きる場所になっています。
この森でなんとか生きていてほしい~ここを知る人の願いだと思います。
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>nonno.nonnaさんへ (リーフ)
2011-08-16 16:14:36
>そっとしておくのが秘策かな。
環境を守るのも壊すのも、人の力によるものが多い今日この頃。
小さな生き物たちは生きていけるか心配です。

野生の植物は、案外しぶとく生きていくのかもしれませんね。

そっとしておきましょう!
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