先日、富士南小学校で行われた、こだまの森林シンポジウムで講演された
俳優、柳生 博さんのお話をご紹介します。
柳生博さんは、現在八ヶ岳にアトリエを建て自然と共に
生活をされていることは、皆さんご存じのことと思います。
柳生一族の血筋の柳生さんの家には13歳になると、一ヶ月間
家を離れ、ひとりで暮らさなければいけないという
しきたりがあり、その時過ごしたのが八ヶ岳だったそうです。
31年前に八ヶ岳に山を買い、家族だけの力で植林をしていくうちに
荒れ果てた山はいつしか見事な広葉樹の森に生まれ変わったそうです。
現在はそれを皆さんに開放。年間10万人以上の人が訪れるといいます。
その柳生さんが佐賀平野の田んぼを見て、残念なのは生き物が
少ないことと言われます。
田んぼにおたまじゃくしが蛙になるまで水を溜めておくだけで
蛙がカメムシを食べてくれて、農薬を減らせるとのこと。
なるほどと思いました。そういえば田んぼに蛙が少ないんです。
昔はトノサマガエルも普通にいたのに、今では山でしか見かけない~
生き物がいっぱいの田んぼがいいですね。
講演の時間を大幅に過ぎても話し足りない柳生さんでしたし、
聞いてる方ももっといろんな話を聞きたいと思う講演会でした。
詳しくは柳生さんの著書、八ヶ岳俱楽部「森と暮らす、森に学ぶ」
を読んでみたいと思います。
写真は会場となった富士町立富士南小学校です。
この学校の校舎には地域の父兄が育てた学校林を、町が伐採、製材し
校舎や備品に使用されている、木の香る小学校です。
こんな時仕事なんだよね残念。
息子さんが、NHKで趣味の園芸のレギュラーでお馴染み
ですね。
やはり息子さんのことは、気になるのでしょう!
柳生さんの本を読みたいと思います。
リーフはまだ活動と呼べるものではありませんが、
環境問題に関心を持って、生活していきたいとおもいます。
この日も講演の前に、学校林に広葉樹を中心に
柳生さんと子供たちと一緒に、植林をしたとのこと。
大きくなっていく木と共に、柳生さんの気持も
子供たちの心に、残っていくことでしょう。