(サギが飛んでいるようなサギソウ)
シラサギが翼を広げて飛んでいるようなサギソウ(鷺草)は今、樫原湿原で
多くの花を見ることができます。
真っ白い花弁は、まさに白鷺のようです。
球根をいただいて育てている、自宅のサギソウも咲きだしました。
白い花びらの下にあるのは長い距です。
蕾の時の距は、さや状のガクに守られているようです。
蕾が膨らんでくると、距も少しずつ伸びてきます。
距が伸びると~
花が開きます。
花が咲いている時の距の中には蜜が溜まっています。
長い距のなかの蜜を吸えるのは長い口を持つ蝶や蛾の仲間なのでしょうか?
不思議で芸術的なサギソウの花です。
樫原湿原ではキキョウの花も見ることが出来ました。
樫原湿原の自生の花を”立ち入り禁止区域”から移植したのだそうです。
その昔、里山にはどこにでも咲いていたであろうキキョウは
自生の花が少なくなっているそうで、貴重なキキョウです。
大事に見守っていきましょう。
サワギキョウが咲きだし、樫原湿原は花のクライマックスを迎えています。
(樫原湿原のサワギキョウ)
そこはホテルの土地ながら、遊歩道も作られていたので、てっきり自由に出入りできるとも思ってたのですが、ホテルの私有地だから入ってはダメだ!と叱られた苦い思い出があります。
無論そのころは写真なら取ってもいい(苦笑)というマナーは知っていたのですが、まさか、遊歩道も作ってあるホテル、しかも立て看板も何もないところだったのですがね(哀)人が少なくなり、限界集落の故郷で荒れ果てていくばかりなのですが・・・。
その昔、自然をうまく利用して生活していた時代には、
キキョウもノヒメユリもどこにでも見れたのでしょうね。
今はそのような野山も開発によって少なくなり、貴重な動植物がなくなってきています。
時代の流れとは言え、残念なことです。
私たちはどうすればいいのでしょうね
そうですね。経済や科学の発展によって都市化が進み
私たち人間も自然の一部だということを忘れがちなのですが、
時々は自然と触れ合ってその大切さを分かってほしいものです。
何より自然の中に身を置いた時、人は癒され落ち着きますよね。