危機一髪

本日、仕事から疲れ果てて帰ってダラダラしていると、家の電話が鳴り響いた。
慌てて電話に走った私の目の前に映ったのは、だんな実家の液晶表示。
も、もしかして、正月顔を出さなかったことへの苦情でしょうか。でも私もしばらくは正月めでたいとか思えそうにないので、今年ばかりはこころよく免除してくれんでしょうか。
正直出たくないが、ここで居留守をつかってだんなにかけさせるのも拷問ぽい。意を決して、受話器を取ったところ、お義母さまであった。
だんながいるかと尋ねられたが、まだ仕事で今日はまだまだ遅くなる、ということを告げると、お義母さまは残念そうにこう言った。

「そうなの？　○○（だんな）誕生日だから電話したんだけど。伝えておいてね」

その後、暇があるなら顔を出しなさいという定番のお言葉が続いたが、それはもはやどうでもいい。
てゆーか。

今気づいた！　今日だんなの誕生日じゃ！！

アニバーサリーに無関心っていっても限度が。
というか、何年か前にも忘れ去ってて気づくまで２日ほどだんながクチをきいてくれなかったのを忘れたのか（しかしその２ヶ月後、だんなも同じ過ちを犯し同じ目に遭った）。

うーん、と考えて。

お義母さまから電話あったこと先に言ったら誕生日忘れてたのまるばれだから、電話のことはあとからそっと伝えましょう！　そうしましょう！！
だんなが折り返し電話するはずもないし、仕事で疲れたところに追い討ちかけるのもアレだし、お義母さまからの電話のことは翌日回しで！　決定決定！！

これで私の中では円満解決。
家庭の平和のためには悪にでもなる私なのであった（つうか自分のためじゃ！）。